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マイページ マイメモリー すべてのマイメモリーの内容と入手場所(探索マップと入手地点)を記載しています。 「耐えるオヤジ」と「巨大イリーガル」 マイメモリー「耐えるオヤジ」だけ、バス内のどこを探索しても見つからなかったので全文を掲載しておきます。 「オヤジ」は古い空間に耐性があるの。 20分くらいは持つわ。 こういうところでは強いわよね。 ついでにマイメモリー「巨大イリーガル」も。 廃バス置き場に出現した巨大イリーガル、 それは『追跡くん』を改造した違法アイテム『三年追跡くん』を飲み込んで暴走していたイリーガルだったのだ。 1度こてんぱんにやられたものの、メガばあ特製の『撃墜くん』を使って『三年追跡くん』を無効化する事に成功。 違法アイテムを取り除いた巨大イリーガルはどんどんと小さくなり、悲しそうに消滅してしまった。 フミエ「ちょっと可哀想だったかしら」 ハラケン「そうだね…でも暴走したイリーガルを放っておくわけにはいかないよ」 巨大イリーガルが暴走した理由は明らかにされる事はなく、 キラバグが大量に手に入る、という話も都市伝説の噂であった。 この後、オバちゃんにたんまり怒られたのは言うまでもない。 マイメモリー一覧 マイメモリーにも item_id があります。何番目か分かりやすいように、このWiki独自の連番も振っています。 「分類」欄は、入手場所の探索マップです (ただし、依頼の達成で入手できるものが数個あります)。 同名のマイメモリー「転校生の噂」が「大黒市(I,4)」と「学校(A,7)」の2種類あります。前者の本文は、転校生ではなくサッチーの巡回パターンの話なので、ゲーム運営による誤りの可能性大です。 2012/05/10(木)のメンテナンスで、まだ入手していないマイメモリーの存在が分かるようになりました。 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 1 10101 大黒市 (A,1) メタバグ生成法 20 空間を破綻させることによって大量のメタバグを生み出す方法が 2 10102 大黒市 (U,1) サーチマトンコマンド 20 サッチーを自由に従わせる暗号が存在するって話だ。 3 10103 大黒市 (A,4) ハラケンのお父さん 20 原川君のー、お父さんってー、ペットマトンの会社に勤めてるらし 4 10104 大黒市 (Q,5) 神社の向こう側 20 バスの墓場……廃バス置場ってのが、町はずれにあるらしい。 5 10105 大黒市 (E,14) 電脳霧って何? 20 電脳霧は空間のバージョン違いによって生じる現象なんだそうで 6 10106 大黒市 (F,14) はざま交差点 20 いやいやいやいやいや、はざま交差点の話とか聞きたくないか 7 10107 大黒市 (G,14) 爆発性メタバグ 20 廃バス置場にあるメタバグは殆どが爆発性の物なんだッて話だ。 8 10108 大黒市 (O,20) 真犯人 20 駅ビル工事現場での空間破綻と、廃バス置場での電脳 9 10109 大黒市 (A,21) メガネと交通事故 20 奥さん、聞きました? 10 10110 大黒市 (C,21) たてわりぎょうせい 20 安心して、サッチーは神社に入れないの。 11 10111 大黒市 (L,21) サッチーの性能 1 20 サッチーの知覚範囲は30m程度。遠くから見てる分には問題な 12 10112 大黒市 (U,21) ウンチ少女の怪 20 ウンチ少女って知ってるかい? 13 10113 大黒市 (A,5) 首なしライダー伝説 20 黒い首なしライダーが夜な夜な近所を徘徊しているらしいよ。 14 10114 大黒市 (A,6) 走るばあさん 20 ライダースーツの中身はよぼよぼのおばあさんだそうですよ。 15 10115 大黒市 (A,7) おねいさんの噂 20 ライダースーツの中身はいいにおいがするわかいおねいさんらし 16 10116 大黒市 (A,8) 恐怖のイリーガル研究 20 夏休みの自由研究にイリーガルをテーマに選んだ子供がいたん 17 10117 大黒市 (U,5) ありえないこと 20 カンナって娘は不注意による交通事故で亡くなってことになってま 18 10118 大黒市 (U,6) はざまの噂 20 ねぇねぇ、知ってる知ってる? 19 10119 大黒市 (U,7) 完璧なシステム 20 電脳空間はインフラとしてもはやなくてはならないものだ。 20 10120 大黒市 (U,8) 探偵トレーニング 20 メガビ―の命中精度を上げるにははトレーニングが欠かせないわ 21 10121 大黒市 (D,4) 中毒症状 20 もう眼鏡無しだと不安で不安で……。 22 10201 大黒市 (Q,5) イリーガル発見 51 よし、発見したぞ! 逃がすなよ、逃がすなよ? 23 10202 大黒市 依頼 イリーガルを探せ 51 この前逃がした謎の黒い生物、アレは絶対に重要 24 10501 大黒市 (I,4) 転校生の噂 20 サッチーは異常を検知しない限りは決まった時間に特定のルート 25 10502 大黒市 (K,5) 子供の残像映像 20 空間に残されていた映像には、廃工場の中へ入っていく子供の 26 10503 大黒市 (E,4) 暴走サッチーからの逃走 51 オバチャンが安全だと言っていた方角とは正反対の、大黒市の 27 10504 大黒市 (H,3) 黒サッチーからの逃走 51 暴走サッチーに遭遇した場所近くの山道で、何か手がかりは 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 28 20001 学校 (B,5)-(B,8) 廃バス置場の噂 2 100 メタバグが取り放題って噂の廃バス置場、歩こうと思えば歩ける距 29 20002 学校 (G,1)/依頼 イサコのバスツアー 150 明日、ダイチのヤツら、イサコの道案内で、 30 20101 学校 (A,7) 転校生の噂 20 ヤサコはすでにブスエの仲間だ、我々の敵だ。 31 20102 学校 (A,7) 電脳戦争の噂 20 昨日の放課後、連絡通路で電脳戦争があったらしい。 32 20103 学校 (C,3) ペット消失事件 20 最近ペットの行方不明事件が相次いでいるそうよ。怖いわねえ。 33 20104 学校 (C,3) 縄張り争い 20 大黒黒客(ヘイクー)倶楽部とコイル探偵局のアレは小競り合いっ 34 20105 学校 (I,2) ある悪ガキの噂 20 ダイチ? 単なるイタズラ坊主よ! 35 20106 学校 (I,2) 二人の転校生 10 最近来た転校生は二人とも同じ名前な上に両方とも金沢市出身 36 20107 学校 (I,2) 転校の理由 10 ユウコさんの転校の理由はいじめらしいよ!? 37 20108 学校 (I,2) イマーゴって何? 10 メガネには公開されてない機能がある。それがイマーゴ 38 20109 学校 (J,8) 暗号屋の目的 1 10 暗号屋の目的はミチコさんを呼び出すことらしい。 39 20110 学校 (J,8) 暗号屋の目的 2 10 暗号屋の目的はミチコさんを呼び出して空間を破壊することら 40 20111 学校 (J,8) 暗号屋の目的 3 10 暗号屋の目的はミチコさんを呼び出して願いをかなえてもらうこと 41 20112 学校 (J,8) 暗号屋の目的 4 10 暗号屋の目的は「あっち」への扉を開くことらしいわ。 42 20113 学校 (J,8) 暗号屋の目的 5 10 暗号屋の目的は「あっち」への扉を開いてミチコさんを 43 20114 学校 (J,8) 暗号屋の目的 6 10 暗号屋と、ペットの行方不明事件は関連があるらしいわ。 44 20201 学校 依頼 集団データ消失事件 51 最近、ペットや電脳アイテム、メタバグがいつの間にか消失するという事件が多発してい 45 20202 学校 (F,9) ペットの異変 51 イリーガルと呼ばれる電脳生物の中には時折、野生の電脳ペットのなれの果てが混じっ 46 20501 学校 (B,2) 廃バス置場の噂 20 知ってるか? 町はずれにバスがいっぱい捨ててある 47 20502 学校 (A,2) 電脳アイテムって 20 電脳アイテム、いわゆる装備品ってやつさ。これは使い捨てが 48 20503 学校 (A,2) ペットの収集癖 20 ウチのペット「ほこたて」は赤いものが大好きなの! 49 20504 学校 (A,2) イリーガル感染 20 イリーガルには気をつけないと。 50 20505 学校 (A,8) 廃バス置場の噂 1 20 知ってるか? 町はずれにバスがいっぱい捨 51 20506 学校 (A,8) 世知辛い世の中? 20 メガネは壊れてしまっても、自動修復機能があるから安心ね。 52 20507 学校 (A,8) 頼るべきは…… 20 やっぱり友達同士は助け合わないとね! 53 20508 学校 (J,7) 書を捨てよ 20 学校と家を往復するだけの生活ってつまらなくない? 54 20509 学校 (J,7) 敵との遭遇 20 町を歩くときは気をつけるのよ、サッチーにイリーガ 55 20510 学校 (J,7) 敵を知り己を知れば 20 いいか、よくきけ。イリーガルにはイリーガルの、サッ 56 20511 学校 (J,4) 特殊な武器 20 直進くんや追跡くんには、特定の敵に有効なものも存在するらしい 57 20512 学校 (J,4) 勉強と暗号のカンケイ 20 勉強ができるヤツは電脳技術も高いもんだ。 58 20513 学校 (J,4) 勉強は力なり 20 宿題忘れただと? 59 20514 学校 (J,3) 運動の価値 20 勉強が出来ない分は足で稼げ! 60 20515 学校 (J,3) 運動少年の証言 20 体育大好き! 俺なら30分で大黒市一周できるよ! 61 20516 学校 (J,3) 友情は成長が遅い 20 友情に厚い奴は友達が多い。 62 20517 学校 (C,5) 友情の価値は 20 友達百人できるかな? 63 20518 学校 (C,5) 電脳探偵への「依頼」 20 たまにはメガシ屋にも行ってみるといいわ、アタシ達 64 20519 学校 (C,5) 電脳怪奇倶楽部 20 「電脳怪奇倶楽部」……誰が管理しているのやら、情報の早さは 65 20520 学校 (B,4) 探索の心得その1 20 電脳世界は不思議なものですね。 66 20521 学校 (B,4) 探索の心得その2 20 電脳世界は不思議なものですね。 67 20522 学校 (B,4) 怪奇倶楽部の掟 20 「電脳怪奇倶楽部」はショボイ記事は扱わないんだそうだ。 68 20523 学校 (F,2) 伝言板の力 20 探偵同士のネットワークのことを忘れないで! 69 20524 学校 (F,2) ボッタクリ 20 金(メタ)が無ければメガシ屋でブツを売るって手もある 70 20525 学校 (F,2) レシピの伝説 20 メタバグの「目」を読んで上手くかけ合わせることで電脳 71 20526 学校 (D,2) 伝説のレシピ 20 数あるメタバグ合成レシピの中にはとんでもないものを作り出すも 72 20527 学校 (D,2) 電脳回避アイテム 20 一度襲われてしまったらどうしようもないけれど、戦闘そのものを 73 20528 学校 (E,4) 学校の暗号屋 20 ダイチと学校を探索していると、誰かが渡り廊下の方へ走っ 74 20529 学校 (I,9) 暗号屋イサコへの挑戦 51 大黒黒客たちと共に、東校舎へやってきた。 75 20530 学校 (I,9) 写真の持ち主 51 やっぱり普通の電脳アイテムじゃイサコに太刀打ちできるはずもない……。理科室の 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 76 30101 バス置き場 (G,6) メタバグの音 20 メタバグを耳に当てて聞いてごらん。 77 30102 バス置き場 (L,1) 電波体質 20 デンパは電波体質なんだよ、あいつの近くにいると 78 30103 バス置き場 (L,6) イリーガルのハラワタ 20 知ってるか? イリーガルの生き胆はメタバグで 79 30104 バス置き場 (M,3) イリーガルの好物 20 イリーガルは普通メタバグを喰うんだよ。 80 30105 バス置き場 (B,5) 正式名称 20 ここは廃バス置場。正確には「大黒バスの廃車場」とい 81 30106 バス置き場 (G,4) プラチナチケット 20 夏祭り! 82 30201 バス置き場 (E,3) ペットの末路 51 そんな……ペットがイリーガルになってしまうなんて 83 30202 バス置き場 依頼 ペット行方不明事件 51 最近頻発している電脳物質消失事件はどうやら 84 30203 バス置き場 (H,4) 巨大イリーガル 201 廃バス置き場に出現した巨大イリーガル、それは『追跡くん』を改 85 30204 バス置き場 (C,2) バス置き場の暗号屋 20 ハラケンが話していた暗号が残されていたというバスの窓を探 86 30205 バス置き場 (B,2) サッチー撃破!1 51 雨が降っているタイミングを見計らって、暴走サッチー 87 30206 バス置き場 (J,3) サッチー撃破!2 51 運良く雨が降っているときに暴走サッチーに遭遇した。 88 30207 バス置き場 (E,2) 助けてくれたイサコ 51 小雨がぱらつく廃バス置き場。 89 30208 バス置き場 依頼 黒サッチーを倒した後 201 暴走サッチーの事件後、しばらくの間バス置き場は空間管理 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 90 40101 廃工場 (G,4) 生きた存在 10 俺の知り合いの兄ちゃんの奥さんの伯父さんの友達が、伝説の暗 91 40102 廃工場 (G,4) メタバグ誕生 10 その昔、「あっち」の世界で生まれたキラバグは生きてたそうよ。 92 40103 廃工場 (H,8) イリーガル召喚暗号 10 暗号……なんでもその技術はイリーガルを呼び出すことすら可能 93 40104 廃工場 (H,8) イリーガル怪談 1 10 ……イリーガルは呪われた生き物……。 94 40105 廃工場 (H,6) イリーガル怪談 2 10 イリーガルに魂を喰われてしまったのがミチコさんなんだって。 95 40106 廃工場 (H,6) イリーガルの正体? 10 え? なに騙されてんのさ、イリーガルってのはただのコンピュー 96 40107 廃工場 (J,1) 廃工場の暗号屋 20 この前、暗号を見つけた場所にガチャギリと一緒に行ってみた 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 97 50101 図書館 (A,5) ミチコさんの正体 10 待てよ……まさか! そんな! 98 50102 図書館 (A,6) おいでおいで 10 ミチコさんはどこにでもいる普通の女の子でした。 99 50103 図書館 (A,7) 真黒い生き物 10 ミチコさんはその日、遅刻をしてしまった。 100 50104 図書館 (F,1) コイルタグ 10 もし電脳体がずれてしまった場合、絶対にメガネを外してはならな 101 50105 図書館 (D,4) 「4423」 10 キーワードは「4423」よ。 102 50106 図書館 (D,5) 生きたメタバグ 10 ミチコさんてのは、要は生きたメタバグ……つまりキラバグのこと 103 50107 図書館 (D,7) ミチコさん目撃情報 10 ミチコさんは元々小学生だからね。出るとしたら学校ね! 104 50108 図書館 (G,7) 家路 10 イリーガルは故郷へ帰る道を捜し続けているのよ……。 105 50109 図書館 (F,4) 暗号式抑制方法 51 ハラケンに教えてもらった方法で「特例貸出カード」を手に入 106 50110 図書館 (F,5) フミエからの通信記録 51 ――学校でイサコと戦う直前。オヤジがメタタグを届けに来た直後にフミエから掛かっ 107 50111 図書館 (G,4) 大黒黒客 vs イサコ 51 ちっくしょー! 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 108 60101 バス内 (D,1) トメさんの旦那さん 10 トメさんの旦那さんの帽子の下がどうなってるのか、それは誰も知 109 60102 バス内 (D,4) イサコの電話 10 そう、ちゃんとイリ……ルに鍵を……挿した 110 60103 バス内 (E,7) 酒と泪と 10 内久根先生って、アレだよね。きっとマイコ先生 111 60104 バス内 (F,3) 勝負の行方 10 合宿勝負はアレだ! 引き分けだ! 112 60105 バス内 (A,3) 校舎転移の噂 10 駅ビルがずっと工事してるでしょ? 113 60106 バス内 (A,5) 弟虐待 10 年下をいじめるのは良くないと思うんです。 114 60107 バス内 (D,6) 納豆パン 10 納豆パンて以外にいけますよね。 115 60108 バス内 (E,5) ミゼットの秘密 10 この「ミゼット」はちょっとパッチを当てれば録画も録音も 116 60109 バス内 ? 耐えるオヤジ 10 「オヤジ」は古い空間に耐性があるの。 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 117 70101 神社 (A,7) メガネ外し健康法 10 寝るときはキチンとメガネを外しましょうね。 118 70102 神社 (C,7) 小さなイリーガル 10 その小型イリーガルは小さな声で鳴いていた。 119 70103 神社 (D,7) 変わったイリーガル 10 この前見たのは変わったイリーガルだったわ。 120 70104 神社 (F,7) 安全地帯 10 神社にはサッチーやキュウちゃんは入ってこないん 121 70105 神社 (G,7) いろんなイリーガル 10 いろんなイリーガルがいる。 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 122 80101 駅向こう (G,9) ヒゲ……? 10 駅向こうの住宅街の人間は老若男女問わず、全ての人間にヒゲ 123 80102 駅向こう (E,2) 電脳コイル 10 電脳コイルという言葉を知っているかい? 124 80103 駅向こう (M,10) 危険なイリーガル 10 古い空間の最も深い部分には危険なイリーガルが潜んでいるそ 125 80104 駅向こう (I,1) ナマイヌ 10 聞いて聞いて! この前、生犬見ちゃった! 126 80105 駅向こう (A,4) イマーゴ情報 10 古い空間を見つけるメガネの能力をイマーゴと呼ぶら 127 80106 駅向こう (B,9) 古い空間の噂 10 5.20より古い空間はヤバイんだ! 128 80107 駅向こう (F,4) 第三小の電脳事故 10 夏休み、第三小で大規模な電脳事故があったらしい。 129 80108 駅向こう (E,8) トイレのミチコさん 10 第三小で夏休みに行われた肝試しでは、トイレのミチコさんが出現 連番 item_id 分類 地点 名前 RAR 内容 130 90101 学校の屋上 依頼 もう一人の暗号屋 20 イサコが陣取っていた学校の屋上。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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【作品名】トリコ 【ジャンル】漫画 【名前】リーガルマンモス 【属性】マンモス、捕獲レベル48 【大きさ】1500m 【長所】デカイ、リーガル島の生態系の頂点 【短所】インフレし過ぎてもはや作中では雑魚 vol1 ===
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キズナのキセキ 番外編「黒兎と盗賊姫」 前編 ◆ 「……なるほどな」 尊は感嘆と共に一言吐き出した。 隣に座る真那は、どっと大きなため息をついていた。 梨々香の神姫・モナカにメモリーされていた映像を鑑賞し、たった今終わったところだ。 映像の内容は、武装神姫同士のリアルバトル。 つい先日行われた、『異邦人(エトランゼ)』と『狂乱の聖女』の一戦である。 身内しか見ることのかなわなかった大一番であるが、幸いにして、尊の弟子・江崎梨々香は『エトランゼ』のチームに所属している、つまり身内であった。ゆえに、神姫を使って密かに撮影した、貴重なバトルの様子を見ることができるのだ。 死闘だった、と言えるだろう。 メモリーに記録されていたのは、命を削り合うようなリアルバトル。双方の装備は破壊され、奥の手をも出し尽くした死闘。 勝利を手にしたのは、絆を武器にしたミスティだった。 「でもさ、ミコちゃんはどこまでわかっていたの?」 「……なにが?」 「久住さんちからの帰り道で、言ったじゃない。逆算すればわかるとかなんとか……」 「ああ」 尊は口元にだけ苦笑を浮かべる。確かにそんなことを言った。 「俺だって何もかもわかってたわけじゃない。 あの「特訓場」のネットワークは、ローカルで閉じていた。しかも、バトルのデータは持ち出し禁止で、集まっていることも他言無用……つまり、ミスティのデータを外に漏らしたくないってことだ。 外に漏らすと不都合がある。何の不都合かと言えば、来るべき決戦……マグダレーナとの対決だ。 ということは、マグダレーナは漏らしたデータを拾うことができる能力を持つ神姫だと考えられる。つまり、ネットワークをに強い神姫ってことだな。 ネットワークから掘り出したデータを分析し、相手の対策を練る。それを一瞬にしてできる神姫ならば、確かに強いだろう。敵を知り己を知れば百戦危うからず。すくなくとも、有利に立てる。 遠野の秘密主義はその能力を封じるためだと考えれば、筋が通る……そんなところだ」 「……はあ」 「実際は、俺の想像を超える神姫だったがな、マグダレーナは」 ネット上の神姫のあらゆるデータ検索と分析、それを元にした正確な行動予測……そんなことができる神姫なんて、非常識にもほどがある。 「特訓場」に二度ほど出入りしただけで、そんな神姫の正体にまでたどり着けるはずがない。 「でも、そのマグダレーナっていう神姫がネットワークに強いとしても、もっと簡単に攻略する方法があったんじゃない?」 「そうだな、俺もそう思う。だが、『エトランゼ』が『エトランゼ』としてマグダレーナに勝つためには、ああする必要があったんだ。」 「……どういうこと?」 「言ったろ、遠野は絆を武器にする方法を知ってるって。『エトランゼ』がそう呼ばれる理由……各地を回って戦ったことで得たものは強さだけじゃない。たくさんの神姫マスターと知り合い、絆を結んだ。あの「特訓場」はそれを最大限に生かすための仕掛けだ。ミスティに新しい武装を練習させるのと同時に、『エトランゼ』が「どう戦い続けてきたのか」を再確認させる。 絆がミスティを強くする……例えではなく、本当にな。 まどろっこしい方法だなんて、遠野自身も気付いていただろうさ」 そう、遠野ほどの男であれば、そんなことはとっくに分かっていたはずだ。 俺とあれほどのバトルを戦える奴なのだから。 尊は、あの日のバトルを……遠野貴樹との一戦を思い出す。 □ 「あんたは対戦しないのか?」 眼鏡の男の何気ない問いに、俺は顔を上げた。 『双姫主』の尊(みこと)。今関わっている事件のことを除き、個人的な興味だけで語るならば、俺が今一番気になっている神姫マスターだ。 「いや……そういうわけじゃないが」 「だったら、どうだ。俺たちとバトル」 「君と、俺で……?」 尊は頷いてみせる。 「俺がここに来たのは、『エトランゼ』との対戦ももちろんだが……『ハイスピード・バニー』ティアのバトルが見たかったからだ」 「……できればやめてほしいんだが、その呼び方」 『ハイスピード・バニー』という呼び名が定着しつつある状況は、俺としてはまったく好ましくない。あまりに安直で、あまりに格好悪くないか? 尊は少し不思議そうな顔をしながら続けた。 「まあ……ティアの対戦が見られるのを楽しみにしていたんだが、あんたが対戦しようって気がまるで見られなかったんでな。二回もここに足を運んでいるのに、一度もティアのバトルが見られないままじゃ、来た甲斐がない」 「ああ……それはすまない」 確かに俺は、菜々子さんの特訓に必要な対戦以外は、ろくに対戦していない。 したくないわけではなく、ミスティの特訓用のマッチメイクや、ミスティのデータ管理に忙殺されていたからだ。 「君がそう言ってくれるなら……俺としても願ってもない」 「ほう……?」 「俺だって、今一番気になる神姫マスターがそばにいるのに、対戦したくないはずがないだろう」 「驚いたな……。まさかお互い、同じようなことを考えていたとは」 「確かに」 俺と尊は苦笑する。 会ったこともなかった神姫マスター同士だが、お互い気にかけていたとは。 尊との対戦は確かに面白そうだ。 彼の特殊能力・デュアルオーダーを抜きにしても、戦術や策を駆使した頭脳的なバトルを展開するのは、この「特訓場」での対戦で目にしている。 そして『盗賊姫』の異名を持つフブキ型の蒼貴と、パワーだけでなく、壁走りも駆使する機動性を持つイーダ・プロトタイプの紫貴……彼の神姫たちも特徴的で興味深い。 彼らを向こうに回して、ティアをどう戦わせるか……想像するだけで楽しくなってくる。 だが、今の俺は、自分の対戦以上に優先しなくてはならないことがある。 「すまんが、ちょっと待ってくれ。許可をもらわないと、俺個人の対戦はできない」 「許可?」 「ああ。俺は今、菜々子さんのバトルのすべてを管理してるんでね……彼女の許可がないと……」 俺はこの「特訓場」の主・久住菜々子さんに視線をうつし、そして思わず言葉を失った。 彼女は、俺が声をかける前から、俺たちをじっと見つめていた。 いや、菜々子さんだけではない。 いつの間にか、ここにいる全員、人も神姫もみんな、俺たち二人の会話に注目してた。 俺より先に菜々子さんが口を開く。 「許可!? そんなもの、取るまでもないでしょう! 遠野くんと双姫主のバトルなんて、絶対見たいに決まってるし!」 周囲からも、そーだそーだ、と一斉に賛成の声が上がる。 ……そんなに見たいもんか? 俺とティアのバトルなんて、そんなに面白いものでもないと思うんだが。 いや、双姫主のバトルならみんな見たいか。 「許可は出たみたいだな」 尊が苦笑する。 俺は肩をすくめた。 「それじゃあ、少し待ってくれ。準備する」 「準備?」 「ティアの武装のセッティングをろくにしていないんだ」 「わかった」 尊は頷いてくれた。 俺は早速準備に取りかかる。装備のセッティングをしていなかったというのは嘘ではない。 だが、対双姫主用の準備をしないとも言っていない。 俺はデータカードに登録された武器データを家庭用VRマシンで呼び出すと、使用武器を選び、データをいくつか変更した。 作業は五分足らずで終了した。 ■ 「双姫主とバトルということは、二対二。ティアにパートナーが必要ということです。微力ながら、わたくし雪華が引き受けましょう」 「いえいえ、我が女王にお手を煩わせるのは忍びない。ここはわたくしが出るのが最善かと」 「控えなさい、ランティス。あなたの出る幕ではありません」 「恐れながら女王、双姫主の神姫は二人とも地上型。飛行型の女王では、相手ペアとのバランスが取れないのではありませんか」 「問題ありません。地上戦用にオールベルン装備を持ってきています」 珍しいことに、主従の関係にある雪華さんとランティスさんが睨み合っている。 つまり、これから対戦する尊さんは、二人の神姫を同時に扱うので、わたしの他にもう一人バトルに参加するということ、みたい。 二人がその座を争ってくれるのは、光栄だし、嬉しくも思うけれど。 「あの……喧嘩は良くないと思います……けど……」 「貴女は黙っていてください!」 わたしが口出しした瞬間に、二人が声を揃えてそう言うものだから、わたしは一歩離れて縮こまってしまう。 すると、わたしの前に出てきた神姫が、雪華さんたちに向かって宣言する。 「いや、むしろアンタたちがティアのパートナーになるのは、アタシたちより優先度低いだろ。まずはチームメイトにして親友であるこのアタシ、虎実様が一番だ」 「それは抜け駆けですよ、虎実さん! チームメイトっていうなら、この涼姫もです。それに、涼子は遠野さんの一番弟子。わたしとティアさんのコンビこそふさわしい……」 「あんたじゃ、あのパワータイプを相手にできないでしょが。カイ様が相手のイーダ型を相手にすれば、バランスとれるってもんです」 「いやいや、それならこのわたしだって……」 「いえいえ、わたしだって参加したい……」 虎実さんが口火を切ったら、次から次へと神姫たちが、わたしのパートナーに名乗り出た。 いったい、何なのだろう? みんなそんなに双姫主さんと対戦したいのかしら。 わたしの意見はまったく考慮に入らないまま、神姫たちの議論はヒートアップしている。 もはや、わたしはそっちのけで盛り上がっており、どうすることもできない。 議論が白熱しすぎ、実力で決めるしかない、という危険な結論に至り、一触即発の危険な空気が場に流れ出した頃。 「ミスティ。二対二でやるから、ティアのパートナーについてくれ」 という、わたしのマスターの鶴の一声で、緊張と熱気は一気に霧散した。 □ パートナーにミスティを指名した理由は単純である。 尊の神姫が、フブキ型とイーダ型の組み合わせだったからだ。似たような組み合わせの方が、神姫による差が出にくいだろう。 双姫主とはいえ、実質二対一だ。手を抜く気はないが、実力以外のところでこちらが有利になる試合にはしたくなかった。 向かい合う四台のVRマシン。尊の向かいに、俺と菜々子さんが並んで座る。 周りには、来ていた神姫マスターたちが全員、俺たちのバトルを観戦するために、取り囲んでいる。 俺は尊に言った。 「ステージは廃墟か都市にしたいんだが、どうだ?」 「そうだな……廃墟ステージがいい。俺たちもそっちも、持ち味が活かせるんじゃないか」 「話が早くて助かる」 小気味いいやりとりだ。お互い、このバトルに求めるものが同じだからなのかもしれない。 興味のある相手と、全力のバトルをしたい。そのためには、お互いの持ち味が存分に活かせるステージなくては意味がない。 尊もそれをよくわかってくれている。 俺たちはアクセスポッドに神姫たちを送り込む。 俺は隣にいる菜々子さんにだけ聞こえるように、小声で話しかけた。 「菜々子さん、準備はいいか?」 「もちろん。……作戦はどうするの?」 「ちょっと試したいことがあるんだ。ミスティには紫貴を任せたい」 「あのプロトタイプのイーダね。わかったわ」 俺たちは視線を交わすと、頷いた。 菜々子さんは俺の考えのすべてが分かっているわけではないだろう。だが、俺の意志を汲み取って、尊重してくれるのはありがたかった。 「さて……はじめようか」 「よし、スタートだ」 俺と尊が静かに告げ、三人は同時にスタートボタンを押した。 モニター画面に対戦カードが表示される。 『蒼貴・紫貴 VS ティア・ミスティ』 すると、周囲のギャラリーがわっと沸いた。 この感覚、どこか懐かしい。 そう言えば、しばらくゲーセンに足を向けていないな……などと考えているうちに、バトルは始まった。 ◆ 見慣れた廃墟ステージのメインストリート。 ミスティは同じイーダ型と対峙していた。 少し離れているが、トライクモードをどちらかが使えば、あっという間に詰まる距離。 新装備のミスティは、副腕に拳を構えさせ、自らも手にした刀・エアロヴァジュラを持ち上げる。 背面にマウントした二丁のアサルトカービンの銃口は、ストリートの先を睨んでいる。 待ち構える。 微動だにせず佇むミスティに対し、紫貴は戸惑っているようだったが、すぐにトライクモードに変形して突っ込んできた。 ミスティはアサルトカービンを撃つ。二本の弾痕が紫貴に向かって突き進む。 紫貴はジグザグに走って狙いをかわす。スピードは落ちたが、それでもミスティに向かって走る。 射撃をやめ、待ち受けるミスティの前を、トライクが横切った。すれ違いざまに斬り結ぶ。お互いの得物は同じ、イーダのデフォルト装備であるエアロヴァジュラ。 ミスティの左へ駆け抜けた紫貴を、副腕のバックナックルが追撃する。 それをターンしてなんとか回避すると、紫貴はそのままビルの壁に貼り付き、ターンしながらアサルトカービンを引き抜いた。 「……!」 ミスティが大きく右方向に跳ねる。 射線がミスティを追う。 すると、ミスティは両足に装備されたホイールを操り、小さなターンを連続で行って回避した。 紫貴の射撃が止まると、間髪入れずにアサルトカービンを再び吼えさせる。 紫貴は壁を蹴って銃弾を回避、再びメインストリートに着地した。 「……やるわね」 姿勢を低くし、再びダッシュしようとする紫貴に、ミスティは手を挙げた。 「ちょっと待って」 「なに? いまさら怖じ気付いた?」 「違うわよ。このバトルで、あなたと争う気はないの」 「はあ? バトル中に何言ってるの?」 「……あなた、マスターから指示が全然来てないでしょう」 「な……」 図星だった。 バトルが始まった直後から、尊の指示は一切、紫貴のところへ来ていない。 「なんで、そんなことわかるのよ」 「タカキとティアは、そんなに甘い相手じゃない、ってことよ」 「……」 「そんなことより、あの二人のバトルを観戦しに行きましょう」 「……正気?」 「当たり前よ。みんなが注目してるティアと蒼貴のバトルを同じステージ上で間近に見られるのは、バトルに参加してるわたしたちだけ。特等席で観戦できるわ。このチャンスを見逃す手はないでしょ」 「……」 紫貴は納得がいかない。 このバトルは蒼貴だけのものではないのに、なぜ自ら蚊帳の外に出なくてはならないのか。 しかし、尊の指示なしに、ミスティを相手にできないのもまた事実。 それに、尊が自分に指示を送れないほど煮詰まり、蒼貴が苦戦するバトルとは、いったいどんな戦いなのだろう。少し気になる紫貴である。 「……不意打ちはしないでよね」 「そんなことしないわよ」 ミスティは肩をすくめて笑って見せた。 イーダ型の二人は、そろって移動を開始する。蒼貴とティアが戦うストリートが見下ろせるビルの上へと。 □ メインストリートと交差する通りの上。 俺の希望通り、ティアと蒼貴が対峙している。 紫貴も尊の神姫ではあるが、『盗賊姫』とあだ名される蒼貴の方が、彼本来の持ち味が活かされているはず、と考えている。 ティアの今の装備は、いつものランドスピナーに、手にはハンドガンが一丁。 先日のバトルで壊れたレッグパーツは、海藤と大城の協力を得て、特訓が始まった頃に修理し、復活した。見た目は変わらないが、内部はアップグレードされている。 対する蒼貴は、ミズキ型の白い忍者装束を身に纏っている。武器は大鎌と苦無で、これもフブキ型として変わったところはない。 通常のフブキ型と変わっているのは、素体のカラーリングだ。特に頭は、半分がフブキ、半分がミズキというのが、なんとも異様だ。黒いボディのところどころが白くなっているのは、やはりミズキ型のパーツを流用しているのか。まるで、フブキ型の欠けた部分をミズキ型で補完しているかのようだ。 はたして、蒼貴の異様な外見に意味があるのか。何かのカモフラージュか、あるいは特別な能力が……。 そこまで考えて、俺は思考を切り替える。 おそらく蒼貴自身は特別な神姫ではない。見る限り、装備に恵まれているわけでもない。だからこそ技を磨く。そうであるはずだ。 警戒すべきは、彼女の「技」だ。相手から装備を盗むというその技こそ、蒼貴の真骨頂。 まずは相手の出方を見る。 「ティア、蒼貴の背中を取るように動け。セオリー通りにな」 『はい!』 素直な返事がヘッドセット越しに聞こえてくる。 ティアが走り出す。 さて、尊は、蒼貴は、どう出るか? ◆ 『まずは小手調べだ。ティアのハンドガンを奪え』 「はい」 尊の指示に、蒼貴は動き出す。 姿勢を低くし、物陰に隠れながらの機動は、蒼貴の戦い方の基本である。 だが、相手神姫の行動から目が離せない。ティアは地上型ながら高機動タイプ。油断して姿を見失ったりしたら命取りだ。 案の定、ティアは一カ所に留まることなく、常に動き続けている。 蒼貴の背後を取るような機動は、確かに戦闘におけるセオリーだ。 しかし、それは逆に読みやすくもある。 蒼貴は自らも高速で移動しながら、物陰に飛び込もうとするところで、わずかに背後に隙を作った。 ティアはそれを見逃さない。 蒼貴の後ろに回り込んだところで、一瞬足を止め、ハンドガンを構える。 その瞬間。 蒼貴の身体が翻った。 わずかにハンドガンの射線をはずす機動。 照準をし直そうとしてももう遅い。 蒼貴は手にした鎌を斜め下から振り上げ、先端をティアのハンドガンに引っかけた。 「あっ!?」 ティアの手からハンドガンが離れる。 鎌から飛んだ銃は、蒼貴の方へと落ちてくる。 蒼貴はハンドガンを頭上で取ると、すぐさまグリップを握り、ティアに向かって構えた。 超至近距離。この距離ならば、はずす方が難しい。 ……呆気ないものですね。 蒼貴は少し落胆しながら、引き金を引いた。 ……かちん。 乾いた音が響き、二人の間を真っ白な風が吹き抜けていった。 「……!?」 弾が出ない。 蒼貴は慌てて銃を確認する。 フルオートタイプのハンドガンは、ブローバックしたままの状態になっていた。 炸薬が爆発する反動で戻るものが戻っていない。つまりそもそも、弾が入っていない。 蒼貴はグリップを見た。 そこにあるべきもの……装填されているはずのマガジンが入っていなかった。 ハンドガンの向こう側に、ティアの姿が見える。 「……え、えと……」 なんだか申し訳なさそうな顔をしたティア。 その手に持っていたものは、今蒼貴が手にしているハンドガンのマガジンだった。 つまり、ティアはハンドガンが奪われることを見越して、マガジンを抜き取っていたのだ。 奪った銃の弾が出ないはずである。 「くっ……」 蒼貴は悔しさをにじませながら、ハンドガンを投げ捨てた。まさかハズレの武器を掴まされるとは……予想もしていなかった。 『……なるほど。対策された、というわけか』 「オーナー、感心している場合ではありません」 蒼貴は少し苛立っていた。まさか自らの得意技をこんなふうに封じられるとは思ってもみなかったのだ。これは蒼貴の自尊心を少なからず傷つけていた。 ティアの手にサイドボードから別の銃が送り込まれてくる。攻撃力が強いが、連射できないエネルギー銃・ブラスターだ。 蒼貴はティアを……というより、その手にしたブラスターを睨みつけた。 今のはしてやられた。だが、二度目はない。次は完璧を期す。必ず弾が撃てる状態で奪ってみせる。 蒼貴が地を蹴る。 地を這うような低姿勢でダッシュし、ティアに迫る。 ティアはブラスターの銃口を向ける間もなく、ホイールを回転させて後退する。 「逃がすか!」 追う蒼貴、逃げるティア。 ティアがステップを踏みながら路地を曲がる。 続けて蒼貴が路地に飛び込んだ。 まっすぐに続く路地の奥。 いない。 壁走りか。それならば紫貴だって使う戦法だ。 蒼貴はすぐさま頭上を仰いだ。 はたして、ティアは垂直の壁の上で、高速でスピンしていた。 その技術に舌を巻きながらも、蒼貴は嫌な予感にとらわれ、路地の入り口から飛び退いて、壁を背にした。 次の瞬間、背にした壁と先ほどまでいた路面上に、オレンジ色のエネルギー弾が三発、立て続けに着弾した。 ……なんですか、この技は。 ティアが手にしたブラスターは反動が大きく、こんな速射はできないはずなのに。 蒼貴は疑念を抱きながらも、苦無を手にして、再び路地の入り口から頭上を振り仰ぐ。 ティアの姿を見つけ、間髪入れずに苦無を放った。 ティアは飛来する手裏剣をかわそうと、壁を蹴る。 空中のティアを追撃すべく、さらに苦無を取り出す蒼貴。空中制御のないティアはこの攻撃をかわせないはず。 だが、次の瞬間。 宙に身を躍らせたティアは、おもむろにブラスターを撃った。 「うわっ!」 小さな熱球はあやまたずに蒼貴を襲い、頭に着けていた狐面に着弾、爆砕した。 蒼貴は転がるように、再び壁際に隠れる。 頭に深刻なダメージはないようだが、爆発の衝撃でくらくらする。 今のは危なかった。ブラスター弾に反応して頭を振っていなかったら、狐面の代わりに自分の頭が吹っ飛んでいただろう。 油断? いいえ、油断なんてしていない。 空中にいるティアに追撃しようとしたのには、確実な勝算があったからだ。 あの時、ティアは蒼貴の方を見ていなかった。だから、向こうから攻撃が来るはずはなかったのだ。 ティアは蒼貴を見ずにブラスターを撃った。それなのに、あの射撃精度。 蒼貴はぞっとする。大した装備もないのに得体が知れない。次にどんなことを仕掛けてくるのかも分からない。 考えていた蒼貴は、ふと気配を感じた。 蒼貴は何も考えず、勘だけで横に飛んだ。それと同時、 『蒼貴、上だ!』 マスターの尊の声が耳に届いた。 次の瞬間、今蒼貴がいた位置に、黒い影が飛び降りてきた。 勘に従って正解だった。稼いだ一瞬を使って、降りてきた影と余裕を持って対峙できる。 影の正体はもちろんティアだ。 蒼貴は悟る。 壁に囲まれた廃墟の路地では、ティアはまさに水を得た魚。縦横無尽の機動で翻弄してくる。 装備で判断してはだめだ。 彼女はいままで出会ったことのない強敵。 蒼貴は意識を切り替えると、改めて大鎌を構えた。 ◆ 「なによあれ……垂直の壁の上で高速スピンしながらブラスターを連射とか……どんなトリック使ってるのよ」 自らも壁走りを利用して戦う紫貴だからこそ、ティアの並外れた動きに戦慄を感じる。 「それに、あの空中での射撃……相手を見ないで撃ってなかった!?」 「ノールック・ショット……ティアの得意技ね」 ミスティにしてみれば、今の戦闘はティアの得意技のオンパレードである。彼女には見慣れた技ばかりだ。 だからこそ、ティアは出し惜しみをしていない、とわかる。 遠野が本気モードでバトルしている証拠でもある。 「なんでレーダーもなしに、あんなことできるのよ……」 「あの子のマスターに言わせると、神姫の特性を見抜いて伸ばしただけ、って言ってたけど……」 まあ、信じがたい話よね。 ミスティは少し困ったように肩をすくめた。 幾度となくティアと対戦したミスティですら、あの技を超能力の類ではないかと疑っているのだから。 ◆ 着地の体勢から、ティアが顔を上げる。 まっすぐに蒼貴に送られる視線。表情は真剣そのもの。 隙などありはしない。 ティアがブラスターを構えた。 まっすぐに蒼貴を狙う。 蒼貴はダッシュした。壁を走り、ブラスターの照準を逸らしながら、ティアに向かって進む。 ティアが慌てて、照準をし直そうとするが、もう遅い。 蒼貴は壁を蹴って飛び降りると、ティアが引き金を引くよりも早く、大鎌を下から振り上げつつ着地した。 「あっ!?」 ティアの小さな叫びとともに、ブラスターは鎌の先に引っかけられて、蒼貴の手の中へと収まる。 一挙動でブラスターを構える。 さっきの三連射プラス一発しか撃っていないブラスターである。今度は間違いなく弾が出る。 蒼貴は躊躇いなく引き金を引いた。 ぱすん。 なんとも間抜けな音だけが銃口から発射され、二人の間を真っ白な風が吹き抜けていった。 「そ、そんな……!?」 蒼貴は慌ててエネルギーカートリッジの残量を確認する。 残量はゼロを示していた。 まだ四発しか撃っていないのに、なぜエネルギー切れなのか。 蒼貴が逡巡している一瞬の隙に、ティアが動く。 一歩踏み込み、低い体勢のままスピン。 蒼貴が気がついて防御態勢を取るより早く、勢いよく振り出されたティアのサイドキックが、蒼貴の腹部に炸裂した。 「かはっ……!」 地面を転がり、壁で三方を囲まれた袋小路の奥まで弾き飛ばされる。 壁に激突する直前、転がる勢いを利用して、蒼貴は立った。 路地の先にいるティアを見る。 彼女は止まらない。 回転を速め、再び片足を振り上げようとしている。 何か、来る。 蒼貴がそう悟った刹那、 『塵の刃だ! 手裏剣で決めろ!』 尊の指示が来た。 蒼貴のマスターは、この追い込まれたピンチをチャンスと捉えていた。これは逆転の一手。 「はああぁっ!」 応える代わりに気合い一閃、背中に回した右腕を、神速で振り抜く。 その刹那の間に、蒼貴は光煌めく大型手裏剣を生みだし、投擲していた。 それと同時。 「ライトニング・アクセル!!」 ティアの叫びとともに、振り抜かれた右脚が蒼い三日月の稲妻を放った。 二人の大技が宙を駈け、二人の間で激突する。 すると。 あえかな音をたてながら、手裏剣と三日月は光を散らし、かき消えた。 □ 「な、なに……っ!?」 俺のつぶやきは誰かの声と重なって聞こえた。 見れば、正面に座る尊も、俺と同様、少し腰を浮かせている。 彼もまた、今の現象に驚いているようだ。 つまり、蒼貴の放った大型手裏剣が、ライトニング・アクセルにかき消されるとは、尊も思っていなかったに違いない。 逆に、俺も勝負を決めにいった必殺技が相殺されるなど考えてもみなかった。 なんだ、あの手裏剣は。 尊がサイドボードから送り込んだ武器ではないのか。 だとしたら、いったいどんな原理で作られているというのか。 ライトニング・アクセルを相殺できるなんて、並大抵の威力ではない。 「くっ……」 俺の口から無意識のうちに声が漏れた。 焦っているのか、俺は? 待て。 落ち着け、俺。 確かにあの大型手裏剣は得体の知れない武器だが、こっちの大技で相殺している。別にダメージを食ったわけでもない。今まで見せていなかったということは、そうそう使える武器でもないのだろう。 一度見た大型手裏剣を、易々と食らうティアではない。 向こうにも『ライトニング・アクセル』を見せているが、それはおあいこだ。 試合はまだ続いている。 そう、状況は振り出しに戻っただけだ。 俺は呼吸を整えるため、一度大きく深呼吸した。 ◆ 尊にしてみれば、今の一撃は起死回生、一発逆転の奥の手だった。 CSCの力を解放し、空中の塵を固定化することで、鋭い武器を生み出す……蒼貴が持つスキル『塵の刃』。 イリーガルマインドで強化されたボディすら、一刀の元に斬り捨てる威力だ。触れたが最後、ただではすまない。 それを相殺した。 あの『ライトニング・アクセル』という技は何だ。CSCの力を使わずに、『塵の刃』と同等の威力を持つ攻撃を放てるというのか、あの軽装備で。 尊は肌が粟立つのを自覚する。 俺はもしかして、とんでもない奴にバトルを申し込んでしまったのか? いや、それでいい。それでこそだ。 とんでもない相手だと思ったからこそ、戦ってみたかったのだ。 このバトルはバーチャルバトル。尊がよく遭遇するリアルバトルではない。現実の破損、あるいは破壊を気にしなくてもいい。純粋にバトルだけを楽しむことができる。 そう、楽しもうじゃないか。 このバトルを……とんでもない神姫、とんでもない男との戦いを存分に。 尊の口元に、不敵な笑みが浮かんでいた。 ◆ ステージ上の神姫二人も、驚愕に動きを止めていたが、 『ティア、作戦の変更はなしだ』 『行け、蒼貴。油断するな』 と言われれば、二人とも心は前を向く。 向かい合うお互いの視線に、油断はない。 油断などあるはずがない。 蒼貴とティア、向かい合う二人の思いは一致している。 侮れない相手。今までに出会ったことのないタイプの強敵。 限られた装備で相手に立ち向かう。頼りは自らの特性を生かした技と戦術。 そういう神姫こそ真の強敵なのだと、二人の神姫は悟っていた。 蒼貴とティア、二人は同時に走り出す。 次へ> Topに戻る>
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名前 リーガルウォール 読み仮名 - 場所 人間界 第1ビオトープ 概要 リーガル高原の唯一の入り口となる3000メートルの断崖絶壁。 ロッククライミングでも数日かかるうえ、壁の表面にはヘビークリフの巣穴が点在するため、登るのは困難。 生息している猛獣・食材 ヘビークリフ 哺乳獣類 捕獲レベル30 関連項目 地名一覧(人間界) 第1ビオトープ
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壱 弐 参 極 名前 [戦華]辻神姫 (せんか つじがみひめ) セリフ 壱 「不思議と引き寄せられちゃった?」 弐 「知らないって罪だよね~♪」 参 「どこ見てるの?よそ見してると危ないよ。ふふ」 極 「ふふ♪ここはとんでもなくやばいよ~♪」 解説 道が交差した場所「辻」に居るとされている妖怪。古来より辻は、現世と来世の境目であると言われており、神とは名がついているが、病気や禍をもたらすと言う。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 HR 17 1890 1910 1710 弐 2080 2110 1890 参 2290 2320 2080 極 2520 2560 2290 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:無知むち 風 5 敵単体の攻防ダウン お邪魔戦術式 発動率 攻撃力アップ 中 備考:
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「――思っていたよりもはるかに早く見つかったものですわね」 ヒルデガルドはトライクをバトルモードへと展開。両足で大地に立ち、副腕のコントローラを握りしめる。 「貴女、索敵能力に優れた装備でも持ってらっしゃいますの? どうやってワタクシを見つけられたのか聞きたいものですわ」 「まさか。私がヒルダちゃんに会えたのは流石に偶然なのですよー。もっとも、ある程度のアタリはつけてましたけどねー」 地面に降りるリーヴェ。そしてにっこりと笑う。 「ヒルダちゃんが家出したとなると、理由は明白。最近の負け越ししか考えられないのですよー。となると、ヒルダちゃんは勝つために幸人ちゃんの元から離れたことになります。ですが、ここの辺りではヒルダちゃんは有名すぎますからねー、いろんな意味で。なので少なくともこの街から出なければ神姫バトルなどできようはずもないのですよー。この街のどこかのゲームセンター、もしくは神姫センターにでも入ろうもんならすぐに場所が幸人ちゃんに割れてしまいますからねー」 「となると、ヒルダちゃんは街を出るために幸人ちゃんの家から直線距離でもっとも近い街――D市へと行くはずなのですよー。あえて遠い街にすることも考えられましたけれども、幸人ちゃんが探しまわっている街中をいつまでもうろついていては見つかる可能性がありますからねー。とはいえ、大通りを使っていると神姫の一人歩きはあまりにも目立ちすぎるのですよー。そうなると路地から路地へとあみだくじのように移動しているに違いない――そう考えて、幸人ちゃんの家からD市に行く道筋にある路地を片っ端から覗いていたところなのです。幸い、私は空が飛べるので移動距離は大幅に短縮できますしねー」 「……見事な推理ですわ。こうも見事に読まれてしまうと、悔しさなど感じないですわね」 ぱちぱちと拍手をするヒルデガルド。リーヴェはくすくすと笑う。 「さ、ヒルダちゃん? おにごっこはお終いなのです。愛ちゃんにはすでに私から連絡を入れました。あと十分ほどでここに到着するはずなのですよー。私の位置は愛ちゃんの携帯のGPSで確認できますからねー。今なら幸人ちゃんもそんなに怒っていないはずなのです。私からも言ってあげますから帰って一緒に謝るのですよー」 「……ワタクシに意見するとは、いい度胸ですわね。そんな提案に乗るとでも思っていますの?」 「全く思っていませんよー? ただ、これに乗ってくれれば私もヒルダちゃんも怪我をしないでいいなーと思っているだけなのです」 リーヴェはそう言いながら、鎧の各部に搭載されたサブコンデンサを一斉に稼働させた。高周波音が周囲に響き渡り、スカートや翼に付けられたスラスターが軽く息を吐く。 「あんまりこういうのは好きじゃないんですけどねー……。これ以上ワガママを言うようなら両足をもぎ取ってでも連れて帰りますよー」 「貴女、どうしてワタクシにそこまでこだわりますの? 貴女は所詮愛の神姫。幸人の神姫ではありませんわ。それをこうまでしてどうして止めようとしますの?」 「ヒルダちゃんが幸人ちゃんの神姫で、私が愛ちゃんの神姫だからですよー」 「……? 理由になっていませんわ?」 「いいえ、私にとって理由はこれで十分なのです。さて、ヒルダちゃん。最後通牒ですよー。一緒に帰りましょう」 右腕にブラオシュテルン、副腕の左腕にジークリンデを握りしめてリーヴェは告げた。 ヒルデガルドはそれを鼻で笑う。 「お・こ・と・わ・り、ですわ。ワタクシの前に立つなら、地面に這いつくばらせて差し上げますの!!」 ヒルデガルドが地面を蹴った。それと同時に背部にマウントされたOS-36アサルトカービンがリーヴェに向かって火を吹く。 それを感知するが早いかリーヴェのスラスターが一斉に烈風を吐きだした。急速な揚力を得てリーヴェの身体は空に向かってまるで堕ちるかのように飛翔する。 そのままヒルデガルドへと急接近。ブラオシュテルンで斬りつける。 「!」 それを下からはね上げたエアロチャクラムで弾くヒルデガルド。しかしその時すでにリーヴェのジークリンデが振りぬかれていた。 「くっ!」 再びヒルデガルドはエアロチャクラムでそれを受け止めたが、副腕のパワーは素体のそれとは桁はずれの出力を誇る。 ヒルデガルドは大きく吹き飛ばされ、斬撃を受け止めた右側のエアロチャクラムには大きくヒビが入った。 まだなんとかなるレベルだが、これ以上の破損はバトルモードへの移行に支障が出るだろう。しかし、当然その程度で臆するような彼女ではない。 ヒルデガルドの足が地面を蹴る。大きくジャンプし、大上段からエアロヴァジュラを振り下ろした。それを左足を引き、半身になってかわすリーヴェ。 ヒルデガルドの追撃は止まらない。返す刃で一閃、二閃と刃を走らせる。 三度目の剣閃が走ったところで、ブラオシュテルンとジークリンデ、エアロヴァジュラの刃が噛みあった。 エアロヴァジュラの高周波振動刃がブラオシュテルン、ジークリンデのエネルギー刃に拮抗する。 「やりますわね、ワタクシにここまで拮抗する神姫は久しぶりですわ!」 「まだまだCクラスで燻っているような子には負けられないのですよー」 「……っ! それはワタクシのせいではなく、あの男のせいですわ!」 ヒルデガルドは怒りにまかせてリーヴェを突き飛ばす。それに逆らわず、リーヴェはふわりと後ろへ退いた。 ヒルデガルドの目には激しい憤怒の光がある。それを真正面から見詰めて、リーヴェは言った。 「ヒルダちゃん、貴女は本当に幸人ちゃんが要らないと思っていますかー?」 「当たり前ですの。あの男はワタクシに勝利をもたらさないだけではなく、ワタクシの戦いに文句をつけ、あまつさえ自ら負けを認めるような腰抜けですわ! そんな男などワタクシには不要。存在するだけ地球の害ですわ!」 「……それはヒルダちゃんが幸人ちゃんの言うことを聞かないのがいけないんですよー? 神姫はマスターの指示を聞いて動くべきなのです」 「それが勝利するために確実ではない、愚鈍な戦法だとしてもですの?」 「だとしても、ですよー。そもそも、幸人ちゃんの指示は私がとなりで見る限り、そこまで破綻していないのです。それを聞かないのはヒルダちゃんのプライドが邪魔をしているからではないのですかー?」 「……!」 図星である。 ヒルデガルドは実際に戦っている自分の意見が至上であると考える。 それは刻々と変化する戦況での判断はマスターより神姫自身のほうが優れていると思うからだ。 しかし、リーヴェはそれを否とする。 戦闘状況を俯瞰で見ることができるマスターは、眼前の敵に集中し周囲が見えにくい神姫に代わって、冷静に周りを見ることができるからだ。事実、高いレベルにいる神姫とそのマスターは、神姫の性能もあるだろうがオーナーの洞察力が極めて高い場合が多い。 冷静に周囲を見ることであらゆる方向からの戦略を組み立てるマスターと、それに最大限のスペックをもって応える神姫。 高ランクの相手と戦うために必須のチームワーク。絆と言い換えてもいいものだ。 「今のヒルダちゃんと幸人ちゃんの間には、その絆がないのですよー」 「……そんな形のないものなんか――」 「その形のないものこそが、神姫とオーナーを繋げるのよ」 第三者の声。そして同時に銃声。 ヒルデガルドが気づいた時には副腕のジョイント部に銃弾がめり込み、それをへし折っていた。 「!?」 「結構遅かったですねー。迷ったのかと思ったのですよー」 「そんなわけないでしょ。あんた一人じゃ手に負えないかと思ったから、近くにいたこの子を連れてきてたのよ」 ヒルデガルドを挟んだリーヴェの対面――路地の反対側の入り口に、肩に神姫を乗せた愛が立っていた。 リーヴェはやれやれと首を振る。 「私も結構信頼されてませんね―」 「別に確実に勝てるならあんたに任せてあたしはほっとくわよ。負けるとも思ってないけど、勝率を上げられるならそれに越したことはないでしょうが」 愛は肩から神姫をおろしながら言った。 「この子を借りるのにまたちょっと手間取ったんだから。あとで幸人にも頭下げさせなきゃね」 「――久しいな、仮面付き。先週の雪辱を晴らしに来たらこの騒ぎだ。飛び入りだが、この狩りに参加させてもらったぞ」 軽装状態の紅緒型――藤代が銃を構えて立っていた。 「あら、藤代ちゃんですか。お久しぶりですねー」 「ああ。仮面付きに挑戦した時以来だな。今回は共同戦線を張らせてもらうぞ」 「藤代ちゃんのオーナーはどうしたのですかー?」 「貴女のマスターが『藤代借りるわよ』と一言言って私を連れてきたので、必死に追いかけていたが、途中で見失ったようだ。このあたりの路地は入り組んでいるしな、しばらく合流には時間がかかるだろう」 「……それって言い訳のしようもなく盗難なのですよー、愛ちゃん」 「まあ、構わん。私さえ無事に戻りさえすれば問題ないだろう。主も、貴女のオーナーも顔見知りだしな」 のんきに三人が話をしている間、ヒルデガルドは逃走の算段を立てていた。 まずい。今の状況は非常にまずい。 副腕が破壊され、トライクモードになれない今、逃げ切るにはこの二人を倒し、愛の目をくらませるしかない。 しかし、一人と倒すのと、二人を倒すのとでは当然かかる労力も時間も増加する。しかもそれは単純な倍加ではないのだ。 おまけにリーヴェはセカンド、藤代に至ってはファーストランカーだ。 どちらも初めて戦った時は油断していたところを裏のヒルダが現れたことで、不意を突く形で勝利しているものの、単純な地力で圧倒できるとはヒルデガルドも考えてはいなかった。 「さて、戦闘再開と行こうか仮面付き。この藤代、この間と同じと思ってもらっては困るぞ」 「ヒルダちゃん、今ごめんなさいして一緒に帰るのであれば幸人ちゃんには私からとりなしてあげるのです」 「あたしもいることだし、さっきのリーヴェとは格が違うわよ?」 藤代がこちらへと狙いを定めながら言った。リーヴェもブラオシュテルン、ジークリンデを握り直し、愛は神姫への戦術送信用のアプリを携帯で起動する。 「――っ、何度も言いますけれども、おことわりですわ!」 ヒルデガルドは再びリーヴェに向かって地を蹴った。後ろから藤代が狙撃してくるが、地面、壁を蹴って三次元的に跳躍することで狙いを定めさせない。 ブラオシュテルンとエアロヴァジュラが再び音を立てて噛みあい、離れた。 二メートルほどの間を取って両者は対峙する。 「全く――子供だな、貴女は」 背後から声。反射的に下からエアロヴァジュラを振りぬこうとするが、それを藤代が破邪顕正で押さえこむ。 「ええ、本当に子供で困るのです。妹みたいで一緒にいて楽しいのですけど」 「なんなんですの! 二人でワタクシを馬鹿にして!」 無事な方のエアロチャクラムを遠隔操作し、振りまわすことで藤代を下がらせる。彼女が宙にいる間にアサルトカービンで弾をばら撒くが―― 「――は!」 藤代へと殺到した弾は全て切り裂かれ、もしくは弾道を逸らされた。刀でそれを行う神姫はたまにいるが、槍、しかも長槍でやるなど前代未聞だ。 「くっ……」 「子供だよ、仮面付き。」 着地して藤代はヒルデガルドに諭す。 「今の貴女は抜いた矛の収める時期を逸脱し、尊厳を保つためだけに喚き散らすだけの子供だ。いくら以前不覚をとったとはいえ、このような者に負けたと思うと恥だな」 「……!」 ヒルデガルドは歯噛みする。 「おとなしく貴女の主の元へ帰るといい。そしてもう一度貴女と貴女の主、二人で私と戦ってもらおう。今の貴女では半人前以下だ。戦ってもつまらん」 「ワタクシの何を知って言ってますの!? 甚だ不愉快ですわ!」 「不愉快に思うということは、少なからずヒルダちゃんに心当たりがあるということですよー。それに、家出は本当に貴女『達』の意思ですか?」 「ワタクシ一人の意見に決まっていますわ。あの男に相談なんてするはずが――」 「違いますよー。もう一人のヒルダちゃんも、幸人ちゃんから離れることを選択しましたかー?」 ヒルデガルドは答えない。答えられるはずもないのだ。 彼女は今眠りについている。しかし、互いの思っていることはおぼろげながらに伝わってくる。 眠っている彼女からは悲しみの感情しか伝わってはこなかった。少なくとも、今表に出ている彼女の行動に賛成はしていない。 「……やっぱり、本当にヒルダちゃんの独断ですねー。ヒルダちゃんは二人で一人なのですから、少なくとも二人で相談するべきだったのです。二人とも幸人ちゃんがマスターとしてふさわしくないと思うのであれば、私ももうちょっとヒルダちゃんに味方できたのですよー」 「……う、う、うるさいですわ! 神姫は戦うための存在! 戦いに勝つことこそ至高! そのためにワタクシは弱くなる要素を排除しただけですわ! 『彼女』だって、負けるよりは勝つほうが嬉しいに決まってますもの! いつの日かきっとワタクシに感謝を――」 「――もういい、喋るな」 突如としてリーヴェが発した低い声にヒルデガルドは怯んだ。 藤代も目を丸くし、愛はげ、と顔を強張らせる。 「いい加減に堪忍袋の緒が切れた。もういい。私は最初に言った。これ以上わがままを言うようなら両足をもぎ取ってでも連れて帰ると。できないと思っているようならそれは甘い考え。私は絶対に貴女を引きずってでも連れて帰る」 「な、リー、ヴェ?」 「なまじ中途半端に強いからそんな傲慢さがでるようなら、そのプライドを今ここで私が叩き折る」 刹那、リーヴェのスラスターが全力で火を噴いた。0.5秒で最高速に乗り、その速度のままジークリンデを最小限の動きで突き出す。 急所を狙った攻撃をかろうじて避けることができたのはヒルデガルドの身体能力の賜物か。しかしそれであってもトライクパーツに突き刺さり、それを爆砕する。 「――!!」 「次は、外さない」 ブラオシュテルンが下から振り上げられる。それと同時に真上からジークリンデが振り下ろされる。 ヒルデガルドはブラオシュテルンを蹴りつけて軌道をそらし、ジークリンデをエアロヴァジュラで受け止めた。 しかし、瞬間的に出力を増大したジークリンデはエアロヴァジュラを溶断せしめる。ヒルデガルドがあわてて手放して飛び退ると、エアロヴァジュラは爆散した。 「……愛殿、あれはいったいなんなのだ」 怒涛のようにヒルデガルドに攻めるリーヴェを見て、藤代は唖然としてつぶやいた。ため息をつき、愛は頭を掻きながら答える。 「リーヴェがぷっつんしちゃったのよ。あの子ああ見えて頑固だから。あたしもそう何度も見たことがあるわけじゃないけど、ああなったリーヴェと向かい合うと怖いわよ」 「……見ているだけで、充分に怖い」 無表情に近い顔で一撃必殺の攻撃を繰り出すリーヴェを見つつ、藤代は身震いした。 ヒルデガルドとリーヴェの戦いは佳境に入っていた。 トライクから分割したアサルトカービンも断ち割られ、丸腰になったヒルデガルドにリーヴェが諭す。 「――はっ、はっ、はあっ」 「――もういい加減、あきらめるべき。おとなしく帰ると言うなら私も剣を引く」 ぎりっ、と歯ぎしりするヒルデガルドは両袖パーツを展開した。それを見てリーヴェの目が眇められた。 「よくわかった。両手両足をもぎ取って連れ帰る。幸人ちゃんには悪いけど」 「――っ、うあああああああああああっ!!」 恐怖か、鼓舞か。絶叫してヒルデガルドは駆け出す。 愚直なまでの一直線の軌道。突き出した左手刀はジークリンデの一振りで袖ごと斬りすてられる。 斬られた勢いを利用した回し蹴りは副腕掴まれた。そのまま逆さに吊りあげられる。 ヒルデガルドはあきらめずに右腕のリーヴェの顔に伸ばしたが、その腕にブラオシュテルンが突き刺さった。 「――ふぅ。チェックメイト、ですよー」 リーヴェが一息ついてバトルの終了を告げる。 それはほんの一分にも満たないような刹那の攻防だった。 「……なんで彼女はセカンドリーグなんかで燻っているのだ……」 「あの子本気出すことってほとんど無いのよねぇ……。今回含めて数回しか見てないけど、大抵あたしに怒るときにしか見てないもの」 「……それは貴女が単純にズボラだから彼女が怒っているのではないだろうか」 藤代は他人事ながら、リーヴェの苦労に頭が下がる思いだった。 「ま、とりあえずヒルダは捕まえたわけだし、幸人に連絡しますか」 愛は携帯を取り出し、幸人の携帯へとつながる短縮番号を押した。 ◆◇◆ 「あいつを捕まえたって本当か!」 ホビーショップ、エルゴに到着するなり俺は叫んでいた。 愛をはじめとした今回の捜索騒動に協力してくれたオーナーや神姫たちがこちらを向く。 愛は藤代のオーナーと話をしていたようだが、俺の到着に気づいて口を開いた。 「見つかったわよ、今修理終わったところ」 「修理って、あいつ怪我してたのかよ」 「怪我させたのよ。うちのリーヴェがね」 「……リーヴェが? 他の子じゃなく?」 「間違いなくリーヴェだ。私も愛殿と一緒にその光景を一部始終見ていた」 オーナーの肩に乗ったままの藤代が俺に告げた。 一体何が起きたか俺には想像もつかないが……まあそんなことはいいや。 「お、来たか仮面付き」 「日暮店長、今回はどうもお騒がせしました」 「いいってことよ。お代はきっちり頂くけどな」 にやりと笑う店長。領収書を確認すると、結構な金額が刻まれている。 ため息が出そうになるが、それはまあ仕方がない。ヒルダのためだ。 金はバイトして稼げばいいんだからな。 「――で、ヒルダは?」 「あそこだ」 見ると、少し離れた場所の談話用の机の上に神姫の一団がおり――その中にリーヴェとヒルダがいた。 何故か手錠と首輪(鎖付き)で拘束されて。鎖の先端はリーヴェが副腕でがっちりと握りしめていた。 「修理が終わった途端、逃げようとしたのよ。そしてそれを止めようとしたこの人数の神姫相手に大立ち回り。武器を持ってないのが幸い、すぐに取り押さえられたけど」 「……マジかよ」 どんだけ他人に迷惑かけりゃ気がすむんだよあのじゃじゃ馬は。 「……マジ迷惑かけたな、すまん」 俺は参加してくれたみんなに頭を下げた。 「全くよ」 「気にすんな仮面付きー。その子と戦えるならいいってことよ」 「そうだよ。そのかわりあたしたちの神姫に何かあったら助けてねー」 「で、一体誰から勝負できるんだよそれを教えてくれよ」 わいわいと沸くマスターたち。最初の一人は愛だが、それ以外のみんなはまるで「楽しいゲームでもやっていた」かのような感じである。 「試合に関してはまた連絡するよ。今日は本当にありがとな」 もう一度頭を下げた。そして、俺はヒルダに向かう。 「……」 ヒルダは紫水晶色の瞳でこちらをちらっと見て、再びぷいっとそっぽを向いた。 「おい、何か言いたいことと、言わなきゃいけないことがあるんじゃないか?」 「…………」 だんまりか。 「ヒルダちゃん、幸人ちゃんにきちんとあやまるのですよー」 リーヴェが鎖を引っ張って無理やりヒルダを俺と向き合わせる。 「……言いたいことなど、ありませんわ」 「……お前な」 「ワタクシは間違ったことなどしておりませんわ! 武装神姫は戦うための存在! 勝てる戦いにわざわざ負けを選択する愚か者にワタクシが付き合ってやる義理などありませんわ!」 さすがに頭にきた。 「――いい加減にしろお前は!」 俺はリーヴェから鎖をひったくると、無理やり引っ張った。そして頭上で一回転、二回転させ――鎖から手を離した。 当然、鎖に引きずられたヒルダは鎖とともに宙を舞い、高い悲鳴の尾を引きながらエルゴの店の隅に置かれたぬいぐるみ売り場の中へと突っ込んでいった。 愛を始めとしたマスターや神姫たちは、突然の俺の行動にぽかんとしている。 「おいおい、修理したばかりだぜ……」 げんなりした声で日暮店長が呟くが、俺は無視してぬいぐるみ売り場へと近づいた。そしてその山の中に手を突っ込んでヒルダを引きずりだす。 「――な、何をしますの!?」 「お前がふざけたことばかり言ってるからだ!」 間近で怒鳴ると、ヒルダはさすがにびくりと肩を震わせた。 いい加減こちらもこいつに対して甘い態度をとっていたことを認めねばならないかもしれない。 俺はこいつのオーナー、つまり所有者なのだ。 あまりそういう関係を際立たせたくはないが、こいつがこちらを舐め腐っているならば、怒鳴りつけてでもその態度を矯正せねばなるまい。 「お前は俺が勝たせてくれないから逃げたといったな? それはお前がやめろと言ってるにもかかわらず懲りずに他の神姫を慰み者にするからだろうが! まともにバトルしてくれてる神姫やオーナー達をただ『自分は強いから』って理由だけで踏みにじってるからだろうが! 戦いを一番大事にする気持ちを持ってるやつが相手を舐め腐って戦いを汚してんじゃねえ!」 「バトル中は俺の指示は聞かないわ、やめろと言っても相手を犯すわ、そんな状態で勝たせてもらえないから俺を見捨てますだ? ふざけんな! サレンダーされたくなかったらまともに戦ってまともに勝ちやがれ! お前の言葉は我儘しかねえんだよ!」 一息で言いきると、俺は再びヒルダを頭からぬいぐるみの山に叩き込んだ。中途半端に押し込んだせいか、ヒルダはまるで犬神家のような状態でぬいぐるみの山から飛び出していたが、そんな姿に笑う気分すら起きなかった。 「……あー、幸人……」 「愛、いくつも頼んですまんが、あいつの頭が冷えたら家につれてきてくれ。……俺もしばらく頭冷やすわ。今あいつを見てどなり散らさん自信がない」 「……りょーかい。今度昼ご飯奢りなさいよ」 「……そういや、あいつの武装は?」 「…………リーヴェが、壊しちゃった」 もう溜息もでねーわ。ほんと。 ◆◇◆ 「……よっと、ヒルダちゃん、大丈夫ですかー?」 幸人が帰り、他のオーナー達も粗方姿を消したエルゴで、リーヴェはヒルデガルドをぬいぐるみの山から引っ張り出した。 彼女は目を回していたが、すぐにその焦点はリーヴェに合う。 「……ありがとうございますわ」 「あらあら、お礼が言えるようになりましたかー。成長しましたねー」 「……っ、馬鹿にしてますの!?」 「わたしが知ってるヒルダちゃんでしたら多分、『誰も助けてくれなんて言ってないですわ!』と返したと思うのですよー」 ぐっ、と詰まるあたりヒルデガルドにも多少自覚はあるらしい。 「……よかったですね、幸人ちゃん叱ってくれて」 ヒルデガルドから拘束具を外しながらリーヴェは言った。 「別によくなんかありませんわ……。ワタクシ達は精密機械ですのに、あんな乱暴な扱いをして。どうにかなったらどう責任をとるつもりなのかしら」 「心ないオーナーだったら、ヒルダちゃんは壁か地面にたたきつけられてたか、捕まった段階ですでにリセットされていたはずですよー。幸人ちゃんはとても優しいオーナーです」 そういう人を、私と愛ちゃんは見たことがあるのです。とリーヴェは付け加えた。 「叱ってくれる、ということは、ヒルダちゃんに幸人ちゃんは期待しているのですよー。どんなに怒っても。ちゃんとヒルダちゃんがそれを受け止めて謝ることができれば、幸人ちゃんは許してくれる子なのです。私がいうから、間違いないのです」 「……まるでずっと一緒にいたみたいな口ぶりですわね」 「少なくともヒルダちゃんよりは幸人ちゃんとの付き合いは私のほうが長いのです。こう見えても人を見る目は肥えてると思うのです」 リーヴェは後ろからヒルデガルドを抱きしめる。 「叱ってくれて本当によかったですね、ヒルダちゃん。……これで、矛の納め時が見つかりましたね」 「うっ……ひぐっ……」 リーヴェにすがりつき、ヒルデガルドは泣き出した。 大きく声を上げず、すすり泣くのは彼女の固辞するプライドだろう。 けれど、リーヴェはその涙の意味をよく理解していた。 「……ひっぐ、ひぐっ……。ごめんな、さい……ごめんなさい……」 「……それでいいのですよー。もう無理をする必要もなにもありません。あとは、幸人ちゃんにきちんと謝ればそれで全部解決するのですよー」 リーヴェはヒルデガルドの頭を撫でつける。 結局二人は、愛が三杯目の缶コーヒーを飲み干すまで抱き合っていた。 戻る トップへ
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『鬼奏』在庫案内 (神浦琥珀のHPより一部抜粋) 現在、神浦琥珀作の神姫用刀剣を扱っている専門店での、在庫情報です 下記の注文用コメント欄からお願いします(あ、リクエストもうけつけております) 武装神姫用剣鉈 『皇呀(オーガ)』 全長約61mm、刃長約36mm ダマスカス風味仕上げ 樫の木風銃塗り茶仕上ハンドル、ステン特製亀甲ヒルト 赤革ショルダーベルトとシース付き 武装神姫用小太刀二刀流 『双刀(ソウド)』 鞘収納時全長約108mm(鍔刀53mm、鞘刀50mm) 長刀と見せかけて二刀流 忍者お約束の仕込み刀 注 本製品のみ黒漆風仕上げ鞘仕様と朱漆風仕上げ鞘仕様の二振りが展示されています 武装神姫用斬馬刀 『伐荒(バサラ)』 全長150mm、刃長約105mm 黒漆+金箔風仕上げ鞘+龍文奉納袋付き 拵えも豪華な斬馬刀。そのままひな壇に飾って頂いてもぐーです 武装神姫用峨嵋刺? 『死屠(シド)』 全長約30mm マットブラック仕上げの針ナイフ12本セット 気分は黒い天使です。「地獄へ逝けーー」←棒読み 武装神姫用外套 『恐血(オロチ)』 武装神姫用外套 裾が刃物になっています。取り扱い注意 武装神姫用ショートソード 『鬼刃(キバ)』 全長67mm、刃長48mm あざらし皮風鞘付き 動物の牙をアレンジしたワイルドなデザインの柄の片手剣です 武装神姫用大剣 『絶刀(ゼット)』 全長162mm、刃長127mm 神姫共通ジョイント仕様ベルトシース付き それは剣というには大き過ぎます 武装神姫用ポールハンマー 『怒鎚(イカヅチ)』 全長166mm 穂先はウォーハンマー、垂直ピック、グレイブとなっています 特製シース付き 神姫用包丁 『琥珀ちゃん印神姫包丁』 神姫サイズの包丁セットです。豪華革製風ケース付き 以下『魔剣』 武装神姫用バスタードソード 『呀狼(ガラン)』 全長100mm(125mm)、刃長74mm(96mm) 黄金仕上げ風鞘付き(注 バスタードソード時のみに対応) 大振りな長剣から大剣に変形します。原理は聞いてはいけません。魔剣ですから バーチャルバトルでも使用可能です 武装神姫用中華長剣 『鬼眼(キガン)』 全長約79mm(房含まず)、刃長61mm 木製朱染風鞘付き 眼球と鬼面模様があしらわれたお洒落な(突っ込み無用)中華風長剣です。半自動追尾能力を持っています 単に血に飢えた魔剣?いやいや滅相も無い←棒読み バーチャルバトルでも使用可能です 注 夜中に鞘にきちんと収めず就寝すると危険です 武装神姫用短剣(?) 『狩闇(ガリアン)』・・・売約済 全長45mm、刃長26mm(約250mm) 封印呪紋済み鞘付き 隕鉄風の短剣です。刀身からぁゃιぃオーラを発して大剣以上の広範囲を攻撃出来ます バーチャルバトルでも使用可能です 注 ぁゃιぃオーラは半透明なので素振りの際はくれぐれも周囲に気をつけて下さい。また、鞘の呪紋は消したり削ったりしないで下さい。収納できなくなる恐れがあります 注2 「トールクロウ」は再現されておりません。ご容赦下さい 武装神姫用鎌+腕甲 『ファントムハーケン カドリーユ』 柄長130mm、刃長85mm(ファントムハーケン) 黒い左腕甲外套と、直角刃タイプの大鎌のセット 『カドリーユ』の指は爪状になっていて、白兵戦にも対応 魔怪焔を操る能力を持ちます。原理は聞いたら厭です 鎌に焔を乗せて攻撃するといい感じです バーチャルバトルでも使用可能です 注 魔怪焔は非常に高温で危険かつ、装備の厨っぽさも相俟って、精神的にも危険です。注意してください 注文用↓ というわけで、槇野晶が“鳳凰カップ”の場で依頼した“魔剣”の希望スペックです。メモ書きでこれを渡したという事で、正式な依頼とさせて頂きます。なお、金額については晶は言い値でも買うつもりです……彼女ら四姉妹が満足すれば、ですが。(汗) -- 妄想の人 (2007-03-18 16 07 06) ・アルマ用:既存の剣型装備(ガジェットブレード“ヨルムンガルド”)を活かす“魔剣” ・ロッテ用:射撃技能を殺さず(防御、援護射撃、白兵の何れでもいいので)活かす“魔剣” ・クララ用:膂力を必要とせず、技術と知恵を備えるクララにとり最も扱いやすい“魔剣” -- 妄想の人 (2007-03-18 16 08 18) なお“魔剣”という言い回しですが、剣・刀型でなくともあまり大型で無ければ何でも大丈夫です(大型の武器に変形するのは勿論問題有りません)し、“魔剣”にする必要性がなければ通常型でもOKです。また作中の通り、断って頂いても一向に構いません。(笑) -- 妄想の人 (2007-03-18 16 09 01) それでは、初依頼かな……?どうぞ、宜しくお願いします。長文、失礼致しました。(平伏) -- 妄想の人 (2007-03-18 16 10 07) 発注依頼・観奈&ミチルが『鬼眼(キガン)』 を欲しがっています。鬼眼には明確な意志はあるのでしょうか? -- 優柔不断な人(仮) (2007-04-11 06 58 09) すいません。別に作って貰う事にした為、『鬼眼(キガン)』 はキャンセルさせていただきます -- 優柔不断な人(仮) (2007-04-12 00 35 43) お世話になります。事後承諾になるのですが、ドキB本編2話で、鳳凰杯で売っていた『なんだかよく斬れる魔剣』をひと組買わさせていただきました。……というのも、ここに書いて良かったのでしょうか? -- ドキ(ryの人 (2007-06-07 12 43 34) 名前 コメント 作者注:コラボ大歓迎!↑に書き込んでマヂで注文してもらうのも面白いかと 剣は紅い花の誇り
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ゲストキャラクター紹介 ダイアトニック(ジルダリア) 裏バトル用に違法改造された神姫。 改造し電圧をあげた工作用の電熱カッターを主武装にしているほか、脚部と(設定上)腕部にも電熱カッターを内蔵した 全身電熱カッター花子。 更にラスターを振り切るほど逃げ足(正しくは飛行速度が)が速い。 以前の公式戦で零牙に負けた事を根に持っており、ウォードック杯にて再び零牙に挑戦した模様。 その時、新装備のプラズマ発射器を装備していたらしい。 名前の由来は音楽用語から。 無頼3.5「我は零牙」に登場 神崎鍼麻(かんざき はりま) 画龍高校一年生、17歳。 MMSの「人間と同じ人格」に対し否定的な意見を持ち、一回その話でキレると手がつけられなくなる。 …だが、「MMS自体は否定してない」と言って現在神姫と生活中。 ツンデレみたいである。 姓の由来故か風間とは凸凹コンビ状態である。 無頼外伝1「神姫と社会」、無頼24「聖夜の夜よ、奇跡あれ」に登場 荒田(あらだ) 画龍高校1年A組所属生徒。 電子工学志望で、どうやら通販マニアのようである。 手持ちのモバイルPCには分析プログラムが入っており、ウイルスチェッカーを兼ねる。 彼の鞄は超空間(スプレイヤー談)だとか。 ミューシャ(イーアネイラ)・アルヴィン(ティグリース)・フォード(サイフォス)・スプレイヤー(ジュビジー) 画龍高校1年A組所属生徒の神姫達。 ミューシャは担任教師の神姫で、通称が"先生"。 アルヴィンは"ねこねこ菌"の第一感染者、フォードは第二感染者。 スプレイヤーは荒田所有の神姫。電子戦が得意だが、設定のみ。 それぞれ無頼11「校内ねこねこ大騒動!」に登場。 シーク(ヴァッフェバニー)・シャム(マオチャオ) アオゾラ町神姫センターで対戦中、事件に巻き込まれた。 シークはベテランの上位ランカーで、シーフラビット(泥棒兎)の二つ名を持つが、その設定は未登場。 シャムは起動してから2週間しか経っていないバトロン初心者。 二人共今事件での未帰還者("死亡"者)で、マオにトラウマを植え付けてしまった模様。 指揮官 事件の首謀者の神姫、騎士型。 ほんのわずかの出番である為特に設定はない。(当初は彼女が零牙と対決するはずだった) "彼" 事件の首謀者が"調教"のために作成したプログラム。サーバー内から外に出る事は出来ない。 零牙を"調教"しようとしたが、最後まで耐え抜いた彼女に恋愛感情が浮かんでしまった。 戦闘プログラムとしても非常に優秀で、彼用に名刀"榮佐久間"が作成されている。 消えゆく館の中で零牙と対決し敗北。"榮佐久間"を零牙に託し、彼女の口づけと共に光と消えた。 それぞれ無頼14「零下の館」に登場 張也 金次(はりやきんじ) 高校生くらいの人物、熱血・必勝鉢巻・赤ジャージとコテコテのスポーツタイプ。 無謀にも零牙に挑むものの、チート使用したのにも関らず敗北。 第二戦では零牙が苦手とする空中戦に持ち込んだが、今度はヒカルに敗北。 ブリーダーとしての腕はよくないようだ。 ラリー(アーンヴァル) 張也の神姫、翼の両端がが赤い。 戦闘が長引くとどっかで聞いた台詞を言ってくるらしい。 が、オーナーが真性のアホなため戦績は振るわない。 それぞれ「蒼穹の猟犬劇場」、「蒼穹の猟犬劇場その2」に登場。 南雲啓介(なぐも けいすけ) MMS犯罪担当の刑事、階級は警部補。 老けた外見だがこれでも29、現在彼女募集中。 長瀬の先輩だが彼には敬語で話して貰えない。 神姫連続損壊事件("フランケンシュタインの怪物"事件)の捜査に乗り出すが、生憎MMS事件に対応した備品がなく長瀬に協力を依頼する。 あまり役に立っていない。 無頼21・22・23・24に登場 リア・アーレイ アメリカ留学生、高校生の模様。 珍しくも大見得を張った形人を気に入ったらしい。 ただし、ウッディと呼ぶ(ウッドペッカー的な意味で) アルメリーア(形式不明) リアの神姫、アメリカ製なのでリアル顔でセックスアピールが強めらしい。 戦闘バイクを馬のように扱うが、変形可能であるトライクに敗れる。 リックを襲った時の行動からバイセクシャルの模様。 無頼21「バトル チェイス!」に登場 時報タケヤ(ときほう たけや) 長瀬の友人、29歳。 フリーのライターで趣味は写真撮影。 質問コーナーよりのゲスト出演。 無頼22「神姫のウェディング・ベル」に登場。 ジュラ(ファウンド)の元オーナー 2037年12月時点で高校受験を間際に控えているらしい。 元いじめられっ子(無頼18でのジュラの回想より)。 外見は藤子・F・藤雄のマンガに出てきそうなぐらい平凡。 昨年、ロボット嫌いの父親によってファウンドと離れ離れになってしまった。 現在は詳細不明だが普通に神姫を所有している。 ファリナ(ツガルBlue X mas Ver.) ジュラの元オーナーの現在の神姫。 特に何もなく普通のプロフィールの模様。 修理後の別れ際にジュラから"ファウンド"のチョーカーを譲り受ける。 無頼23「前夜の再会に登場」 流れ流れて神姫無頼に戻る トップページ
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キャラクター一覧 キャラクター一覧ねここレッドミラージュ シューティングスター シューティングスターバリエーション 風見美砂 雪乃 黒姫 鈴乃 アガサヤークトヴォルフⅡ 緋夜子 *New*雷火二一型 志郎=アーガイル アリア 芽河原 明 ネメシスエトワール・ファントム エトワール・レネット 小野一樹 疾風 ねここ (イメージCV、落合祐里香) ねここの飼い方シリーズ・メインヒロイン。 猫型MMSマオチャオ(爪猫)タイプ。 みさにゃんに一目惚れされて買われる。 今ではねここもみさにゃんらヴ。 本編では元気一杯の姿で描かれることが多いが、本当は出会いの時のシーンのように繊細で人見知りする性格。 喜怒哀楽の波が激しく、調子による能力変動が激しいため常に能力をフルに発揮できていない。 ちなみに市販品だが製造段階で微妙なミスがあったらしく、AIのクロック数と処理速度が通常の神姫よりも多少高い。 (考えすぎるとオーバーヒートするのは廃熱システムがそれに見合うレベルまで強化されていないため) ちなみにマシンでの訓練はブースター使用時など、屋内で出来ないシチュエーション時でしか行わない。 もっぱらホイ○イさんや他に美砂が作った訓練用仮想敵機との対戦が主になっている。 ……というより殆ど遊びと狩りの延長上とも言える。 尚、シューティングスターを本格的に使用するようになって以降 『雷光の舞い手(ライトニング・シルフィー)』 という通り名が定着した模様。 戦闘では格闘戦主義。射撃は基本的にへたっぴ。 シューティングスターでどんな遠距離からでも一瞬で間合いを詰め、一気に接近戦へと持ち込むのが戦闘パターン。 以前は一回ショートレンジに持ち込むと、ブースターは切り離して身軽な形態になる場合が多かったが、現在は相手や状況下によってはシューティングスターを装備したまま戦闘を行うケースも多い。 分身はジャマー+立体映像ホログラフによるシステム、詳しくは本編をどうぞ。 ○ねここフィンガー ねここフィンガー+スパークエンドは、本来相手の神姫のボディーに出来るだけダメージを与えず、電撃による速やかな機能停止だけを目的とした武装……のはずだけどジャンヌ戦ではそうは見えませんね(大汗 ちなみにねここの運動性を損なわない様、限界まで小型化した電撃発生装置を搭載している為、エネルギーの都合上使用は基本的に左右各1回づつのみ。 SS等他からのエネルギー供給を何らかの形で行えば別かもしれませんが。 尚、爪(研爪ではなく、本体側)を射出するワイヤークローを牽制用として装備。 レッドミラージュ シューティングスターに次ぐねここの装備として製作された機体。 始祖がSFS(サブ・フライト・システム)であり、戦闘用としては当初全く考慮されていなかったシューティングスターとは違い、当初から戦闘を前提にして設計・製造された。 シューティングスター以上の推進力を誇るが、戦闘を前提に設計された為に陸戦専用とされ、跳躍以上の飛行能力は持っていない。 その分シューティングスターをはるかに上回る重装甲、高出力を誇り大型神姫クラスとのパワー戦闘にも十分対応できるスペックを持つ。 外見・武装に関しては、ティグリースの推進装置である炎襲機を2基4発設置しており、横から見ると寝かせたV字型に配置されているのが特徴。更に脚部にはアークの推進装置が設置されており、ローラーダッシュが可能になっている。これによって安定性の上昇とねここの脚部への大幅な負担減が実現されている。 武装に関しては2連装式HEML、両サイドに設置されたラピッドランチャー、両サイドに設置された可動式の朱天を装備しており、距離を選ばない戦闘が可能になっている。また朱天はその長大な刃部分を電磁誘導ガイドとして利用したレールガンにもなっている。 またツインHEMLの基部にはシロにゃんが設置され、レッドミラージュ制御の補助を行う。またガンナー役も勤める事が可能になっており、ねここの射撃の欠点をある程度緩和してくれる、と思われる。 必殺技として一定時間メガコンデンサーに溜め込んだエネルギーとリミッター解除を併用したフル・ドライブシステムも搭載しているが、連稼働時間は非常に短く、またねここ自身にも多大なエネルギーを一気に注入するために常に作動停止の危険を孕んでいる。 シューティングスター アーンヴァルの飛行ユニット及びプロペラントブースターを2対使用、それを水平配置する事によって前方への爆発的推進力を獲得している。 普段は地上スレスレを駆けるように使うが、飛行も可能になっている。 その高推力により、背部に他の武装神姫を搭乗させるサポートキャリア的運用も可能。 固定武装は背部中央に後ろ向きに設置された旋牙。 これは初期型から一貫して搭載されており、推力を生かした突撃戦などの状況下に置いて、通常の腕部ユニットと換装し使用される。 また初期型では射撃兵装は取り付けられていなかったが、改良後は両舷にLC3レーザーライフルを装備する事になる。 手持ち兵装として使用する場合と違い、シューティングスター側からのエネルギー供給も行うため、通常に比して威力が上昇している。 また装備直後、外見は其のままに汎用エネルギー砲として使用可能にするための改造を受けている。尚この時点で通称がローエングリンと名づけられている。 (本編そのじゅうさん時点で装備、以後標準武装として使用中) また火力が必要とされる状況下の場合、両翼を中心とした各部ハードポイントに各種ミサイル、パイパーマグネティックランチャー、ビームキャノンなどの搭載も行う。 シューティングスターバリエーション 映像詳細 『ねここの飼い方、そのよん~そのじゅうさん前半』まで使用されてた初期モデル。 通常型と違いLC3レーザーライフル及び追加ウィングが未搭載なのが特徴。 射撃武装は皆無なのだが、運動性及び格闘戦能力はこちらのヴァージョンの方が優れているため、通常型の採用後も運用されるケースはあるようだ。 公式ランクではセカンドリーグに所属(光と影時点) 昇格直後はスランプだったようだが、現在は順当に勝ち星を重ねている。 杏仁豆腐が大好き (作者の知り合いの猫が好きらしく、なんとなくキュピーンと採用) 風見美砂 (イメージCV、国府田マリ子) ねここと雪乃のご主人様 。 見た目は長身でスラリと均一のとれたプロポーションを持つ17歳の女子高生 。 腰まであるポニーテールと中性的な格好が特徴 。 両親はともに長期海外転勤中、なので二階建て一軒家で1人暮らしを満喫中。ちなみに預金通帳も置いてったので使い放d(ゲフンゲフン ……そして重度のガン○ム&スパロボヲタク。部屋のDVDラックには種~1st、その他モロモロがズラリ。 その影響で模型製作から始まり、ねここの武装チューンも含めて製作能力が結構高くなっている。 割とオールマイティに何でもこなす人だが、基本的には1,5流止まりなので実質器用貧乏。 なので劇場版のような事態の場合、調整役やパイプ役を自ら務める場合が多い。 人に対しては基本的に優しくほや~んとした態度で接する。実はねここ以上のマイペース人間。 雪乃 (イメージCV、田中理恵) 犬型MMSハウリンタイプ たまたまTVで目撃したねここに一目惚れして、押し掛け女房してくる変わり種。 基本的に冷静で礼儀正しく品性方向なのだが、一回決めると猪突猛進する癖がある。 更には経験不足ゆえの常識感覚に欠けた所もあり、初登場時のいきなり「結婚してください」などと言う仰天行動に出ることがある。 ちなみに前マスターとの仲が不仲だったと言うわけでもないが、雪乃の方は醒めた感情だったようだ。 現マスターである美砂との関係は、現在は一応良好。ただ恥かしい所を見られてしまったので頭が上がらなくなった節が有。 バトルリーグではセカンドリーグ上位ランクに所属 現在(そのじゅうに)時点でも未だねここより遥かに実績、経験共に豊富。 但し才能の差で自分ではねここに及ばないと思い込んでいるフシがあり、ねここのサポートに回ることが多くなっていく。 前マスター時のバトルスタンスは、両腕に吠莱壱式とGEモデルLC3レーザーライフルを装備。 その脚力を生かした高速機動戦で相手の接近を許さずに仕留める戦法を得意としていた。 (だからこそ超遠距離から一瞬で格闘レンジまで持ち込み、なおかつアッサリ仕留めてしまったねここに惚れた……のだと思う、多分) 現在の戦闘スタンスは蓬莱壱式とSTR-6ミニガンを両手に装着し、中距離での高機動戦を重視したスタイル。 またねこことの連携戦では、バスターランチャーなどの重火器を好んで使用する。 黒姫 鈴乃 (イメージCV、井ノ上喜久子) アガサのマスター。 名家である黒姫家の次期当主。 有名お嬢様学校の高校生。学校内では神姫マスターという事実は隠している。 外見は美しい黒髪の長髪を持つ両家のお嬢様、深窓の令嬢といった感じだが中身は割と悪魔。 言動に常に含みとミステリアスさを持たせつつ喋るのが趣味。 部屋には研究所並みのスパコンが並び、自身のハッキング能力も高い……が、その能力を基本的に倒錯した方向にしか使わない。 基本的に快楽主義者、トラブルが起こると良い暇つぶしが出来たと思う性格。 アガサとの関係は、倒錯した愛情に満ち溢れている。 アガサ (イメージCV、桑島法子) 鈴乃の神姫。元々はストラーフ型だったのだが、何故か現在はムルメルティア型。 性格は冷静沈着、口数はあまり多くないが鈴乃の身の回り関連に気配りの利く良い娘。 ただし鈴乃譲りの含みのある発言をするのが曲者。 スピットファイア(がみがみ女)の二つ名は、偏執的な重火力装備と戦闘スタイルによるもの。 徹底した面攻撃と空域制圧で立ち止まることを許さず、 エネルギーを空費した神姫を、地雷原や空中機雷地帯に追い込んで仕留める。 近距離装備もガトリング砲やマイクロミサイルの飽和攻撃や指向性炸裂装甲など、"相手の特性を殺す"ことに特化しており、そのいやらしいスタイルでファーストリーグに食い込んでいる。 癖のあるマスターの元、無理難題や無茶を言われる気苦労の毎日を過ごしつつも、何だかんだと付き従っている辺り、マスター同様に何処か歪んでいるといえる。 ヤークトヴォルフⅡ ネメシスの憂鬱編で用いられた、アガサ専用の武装ユニット。 通常レギュレーションでは運用不能になってしまった初期装備を見直し、重火力による固定砲台的な運用から、機動殲滅戦へとそのコンセプトを改変したヤークトヴォルフⅠ(劇中未登場)をベースに更なる改良を図った機体。 バックパックのフローティングユニットと大型ホバー推進器により極めて高い機動性を誇り、強大な出力に支えられ武装ペイロードも初期装備程ではないにしろ非常に高く、スナイパーライフル(ヘビーマシンガン兼用)、ミサイルポッド、汎用ロケット弾ポッド、迫撃砲、火炎放射器(劇中未使用)、ガトリング砲などの豊富な武装に加え、荷電粒子砲まで搭載しており、尚圧倒的な攻撃力を誇る。更にはフィールドジェネレータ発生器まで搭載しており、走攻守ともに安定して高い能力を誇る。但しペイロードの限界と機動力優先の関係上、ジェネレータと荷電粒子砲の外側装甲以外には防御装備、特に物理装甲は殆ど追加設置はされておらず、素体自体もムルメルティアの基本装備のままの為、基礎防御力そのものは低く、また重装備の為、完全なインファイトに持ち込まれると脆い。 名前の由来は、その火力と機動力を生かして狩りをするかのように敵を追い詰めていく、その戦闘スタイルから取られた。 ○フルバースト状態 展開された荷電粒子砲・正式名称『バルジファル』がよくわかる。 ○フィールドジェネレータ展開状態 緋夜子 *New* (イメージCV、神田朱未) 鈴乃の神姫。飛鳥型。アガサの妹神姫でもある。 性格はとても明るく天真爛漫。愛嬌もあり可愛がられる存在。だが人の痴態をビデオに納める等、自分の趣味思考に関してはマスター譲りの歪んだ性癖と無茶苦茶な行動力を見せる。 また姉であるアガサに重度の愛情を懐いており、特にアガサの映像や写真を撮るのが趣味。それが高じて他人の事も撮影するようになった。 名前の読み方は『ひよこ』であるが、本来は(ひ↑よこ)と発音するのが正しいのだが、ピーピーと(鶏の)ひよこのように煩い為、鶏の方の(ひよこ→)と発音されてしまう。 戦闘スタイルは飛鳥の装備を三発化した高機動・高運動性の装備を用いての銃撃・剣劇が主なスタイル。 但し基本的にアガサの直掩機としての振る舞いがメインであり、本人はその役割について大変満足しているらしい。 雷火二一型 緋夜子用装備として製作された機体。 飛鳥型の標準装備をベースに、その主機である『回転翼・飛輪』をバックパックに2機追加装備して三発化した機体。 フレキシブルアームによって接続された飛輪は自由度が高く、最大速度を含む機動性と運動性の双方を大きく向上させている。 また3発化の高出力に支えられている為ペイロードも多く、武装はバックパックの飛輪の上面ラッチに『三七式一号二粍機関砲』を計2門背負い式に装備し、その外側に付けられている主翼のハードポイントに『flak17 1.5mm機関砲』がそれぞれ2門づつ、計4門懸架式に備え付けられている。左腕にも『三七式一号二粍機関砲』を装備しており、計7門という嘗ての第二次大戦の重戦闘機のような武装配置となっている。 腰後部に装備された補助翼(標準装備の主翼)のハードポイントにも武装が配置されており、通常は三六式航空爆弾や、それを改装した対地ロケット弾などを計4発、半隠蔽式に装備する。 また格闘戦用の装備として、『霊刀千鳥雲切』を2本、腰後部の飛輪基部に装備している。 運用法は標準的な飛鳥型の物と大差はないものの、純粋な対空戦闘よりも対地攻撃、それも7門の機銃掃射による近接航空支援に比重を置いている。これはアガサとの連携運用を前提に置いたものだが、単独戦闘においても強力な武器となっている。 総合性能としては重武装を施しながらも、飛鳥型特有の高い空中運動性を損なう事無く全体的な性能を向上させており、バランスの取れた機体となっている。 その一方で、門数こそ多いものの最大火力が『三七式一号二粍機関砲』の為に絶対的な打撃力に欠ける傾向があり、特に重装甲相手の戦闘では苦戦を強いられることが予想される。 これは元々重火力のアガサとの連携運用を前提としている為に、一撃の火力で相手を倒す事よりも、弾幕を張ることによって相手の足止めを行う事を主目的としているからである。 但し単独戦を見据えた何らかの追加装備が今後施される可能性も否定できない。 志郎=アーガイル (イメージCV、石田彰) アリアのマスター。 ヨーロッパ系アメリカ人と日本人とのハーフ。美砂の幼馴染にして(自称)婚約者。現在は大学生。 外見は芸能人も真っ青の美形なのだが、性格に問題がある上に当人は割と一途なので中身を知ってる人間にはモテない。 自他共に認める変態クールだが、義理人情に意外と厚く信頼できるタイプ。但し火遊びも好きなので全面的な信頼をすると怖い。 能力もあるのだが、前述のような性格のため他人には紙一重に見えている。 偽悪(変態)趣味が有。 アリア (イメージCV、北都南) 志郎の神姫、アーンヴァル型。 眼に改造を受けており、通常のアーンヴァルと違って眼の色が赤いのが特徴。 その眼の印象の強さと抜き手による強烈な一撃の印象が相まって、 紅の牙 の二つ名を持つ。 性格は感情を表に出さないタイプ。しかしマスターへの信頼と忠誠は厚い。 ただ暴走しがちな志郎のお目付け役としても機能するため、その辺りに関するツッコミは過激。 バトルリーグでは、アメリカマイナーリーグよりセカンドリーグに移籍。 主にType-0と呼ばれる、ストラーフの基本武装にアーンヴァルの装甲を追加したモジュールを装着して戦う。 尚、例のパイルバンカーはその後電磁誘導式に改めたそうだ。 装備類はType-9まで存在しているらしいが、真相は不明。 芽河原 明 (イメージCV、小清水亜美) ネメシスのマスターで美砂のクラスメイト。 年齢よりも幼さを感じさせる小柄な少女で、やや乱雑に伸びた髪で目元が常に隠れ気味。 何時も暗い表情と半開きのような眼つきをしているものの、素顔はかなりの美少女。 家族構成は両親と明の3人だが、両親は共に仕事で忙しくコミュニュケーションは殆どない。 そのため内向的で積極性もなかったが、ネメシスとの出会いの後、少しづつ変化が訪れつつある。 本を読むのが趣味。ジャンルも純文学からオカルトまでと比較的幅広い。 神姫・メカニックに関してはあまり知識がなく、ネメシスに任せ気味になっている。 ネメシス (イメージCV、水樹奈々) 天使型MMSアーンヴァル(B)タイプ 明の父親のツテにより購入され、明の下に届けられた神姫。 性格はアーンヴァル型の例に漏れず生真面目なのだが、生真面目さが災いして情緒不安定になりやすく、不満やストレスを必要以上に溜め込む傾向があり、また時々凶悪な性格の片鱗を見せることもある。 また起動直後の状況と、その後の明の行動により「自分はいらない神姫である」という思いを強く抱えていた。 現在は原因の解消により、以前よりは精神的に安定したものの、それでも尚ソリッドな一面を持つ。 戦闘スタイルは銃撃及び砲撃戦をメインに据えた航空高速戦闘。回避よりも攻撃を重視しているのが特徴。 特に空対地戦での一撃強襲をもっとも得意としている。そのためシューティングスターレプリカ(エトワール・ファントム)との相性が非常に良く、新人でありながら数々の上位神姫を倒すキルスコアをマークした。 またアーンヴァル型でありながら格闘戦のセンスも高く、素体同然の状態でマオチャオ装備のねここと互角以上に渡り合った。尚、格闘武装がパイルバンカーなのは、パワーが非力なアーンヴァル型の弱点を補うため。 尚本編では触れられてはいないが、父親が発注した際金に糸目をつけず頼んだため、白雪姫シリーズと呼ばれるサードパーティ製の高性能素体を使用している。 その為か、通常時は蒼い瞳をしているのだが、極度の興奮状態等、感情が昂ると瞳が赤く輝く特徴がある。 エトワール・ファントム 『光と影』においてネメシスが使用した機体。 ネメシス用にアキラが組み上げた高速機動用ユニット。 基本的にはねここが装備するシューティングスターのカラーリング違いのデッドコピーだが、オリジナルのドリル部分が後方迎撃用の斜め機銃に換装されているのが唯一の変更点。 本質的には直進しか出来ないSFS(サブフライトシステム)に近いシロモノだが、アーンヴァル特有の優れた空戦適性により、ネメシスはねここ以上に使いこなす事が出来た。 エトワール・レネット ●アサルト形態 『ネメシスの憂鬱』において使用した機体。 元々シューティングスターのデッドコピーに過ぎなかったエトワール・ファントムに代わるネメシスの新装備として構想、組み上げられた機体。 基本設計・構造としてシューティングスター(以下SS)を参考にしつつも、実際の運用レベルとしてはS・F・S(サブ・フライト・システム)の延長上に過ぎなかった機体を、本格的な空対空・空対地戦闘に耐えうるように再設計している。 SSそのままの推力・加速性を維持したまま、運動性・武装搭載能力等の戦闘能力を上昇させるのは既に困難であり、そのためSSに搭載されていた直進用エクステンドブースター4基のうち2基を除去し、軽量化と運動性、ならびにペイロードの確保を行っている。 またSSでは水平に4枚設置されていた主翼の配置を改め、2枚を可変式尾翼として背部に配置する事で、最大速度の低下を最低限に抑えつつ運動性を向上させている。 ●可変中 更に対空・対地などの複合任務に対し、全ての面で常に最高水準の火力を維持するのは不可能であるため、更に機体武装の設置位置を主翼下のハードポイントに集約・独立させ、大幅にオプションユニット化することで本体重量の軽量・簡易化とマルチロール化を図り、汎用性の向上によって総合的な戦闘力を大幅に上昇させている。 また機体構造の簡易化を行った副次的な効果として、BWSによる簡易可変システムの導入が可能となり、4枚翼の可変によって、推力を1方向に集約させての高速機動を主眼に置いた『ファイター』形態の他に、推力配置を拡散させる事により、神姫的な運動性や白兵空戦を考慮した『アサルト』形態の2種の可変形態をとる事が可能になった。 尚ハードポイントの設置位置の都合上、特に後述するヘビーウェポンバインダー装備の場合、アサルト形態ではLC3レーザーライフルのハードポイント固定状態での効率的運用が困難になる(下、もしくは限定された角度の後方にしか発射できない)等、ハードポイントに設置された火器の運用に不具合が出るケースが多く、アサルト形態では火力不足に陥りやすい傾向がある。 ●ファイター形態 武装に関してはマルチロール化を果たしてはいるものの、主に運用されるのは『LC3レーザーライフル』、2連装式の大型・中~長距離ミサイルの『バニッシュミサイルポッド』、5連装式の中~近距離用マイクロミサイル『UUM-7マイクロミサイルポッド』を組み合わせた、通称ヘビーウェポンバインダーを主翼下ハードポイントに左右それぞれ1基づつ装備・運用するケースが多い。 それ以外のケースでは、エクステンドブースターなどの増槽類も設置可能であり、それ以外にも基本的に神姫規格の接続システムを持つ装備であれば装着可能となっている。 またそれとは別に、神姫本体の肩部に装甲版を兼ねたパイルバンカーユニット『フッケバイン』を装備し、突撃戦時に用いる。 小野一樹 (イメージCV、小野大輔) 疾風のマスター。 私立大学に通う大学生で、スラリとした長身のプロポーションと常にスマイルを絶やさないのが外見的特徴。 だれに対しても人当たりがよく常に温和な態度で接するが、時々黒い発言をサラリと吐く。 疾風にある意味偏った教育を施しており、絆事件の実質的な元凶と言える。 疾風 (イメージCV、植田佳奈) 小野の神姫、寅型MMSティグリース 一般的な寅型以上に過激な性格であり、感情の起伏が極めて激しい。 よく言えば何に対しても純粋で素直、悪く言えば考え無しにその時点での思ったことを吐き出す短絡的な性格。 元々こんな性格ではなかったらしいが、小野に仕込まれたのと、対戦相手に対し連戦連勝を重ね自分の実力に過剰な自信を持つようになった結果、あのような性格になったらしい。 戦闘時は寅型(及び丑型)装備を確実・最大限にに使いこなす正統派戦を得意とする。 シンキカイザー時は基本動作以外の制御をほぼ全て真鬼王AIにゆだねている。 実は起動してから然程月日が経っておらず、その為まだサードリーグ所属。ただ上位には食い込んできている。 トップへ戻る
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登場人物紹介 特に制限などありませんので、入り用でしたらご自由にお使い下さい。 グロは困りますが、エロは平気……というか、むしろ見たiうわなにをするやめあqwせdrftgyぶしこ 巴荘の住人 倉太 巴荘101号室の住人。 東条学園大学院生。25歳。 武井峡次 巴荘102号室の住人。 東条学園高等部工業科一年。15歳。 ノリコ(ノリ) フォートブラッグタイプの峡次の神姫。 網延千喜 巴荘201号室の住人。 東条学園高等部普通科一年。15歳。 プシュケ ジルダリアタイプの千喜の神姫。 鳥小 巴荘202号室の住人。 東条学園専門学部デザイン科一年。18歳。 シュベールト(ベル) サイフォスタイプの鳥小の神姫。 それ以外 戸田静香 東条学園大学部一年。18歳。 ホビーショップ・エルゴのアルバイト。 先日、ファーストランカーにランクアップした。 ココ ハウリンタイプの静香の神姫。 花姫 アーンヴァルタイプのココの神姫。 鋼月十貴 東条学園大学部一年。18歳。 戸田静香の隣人兼彼氏で、網延千喜の兄。 ジル 十貴の神姫。 鋼月雄歩 十貴・千喜の父。 ガングラー鋼月のペンネームで、玩具関係のライターをやっている。 ゴルドさん 雄歩のパートナーのアクションヒーロープロ。 武井隆芳 秋葉原にあるドールショップ『真直堂』のオーナー。 アギト(アキ) リュウキ(タツキ) ツガルタイプの隆芳の神姫。双子。 トップ